DNA講習は資格認定方式によって実施されています。
資格認定講習にもさまざまな形があって、わずか1時間の講習時間、それも講習テキストなしの画像(パワーポイント)を見るだけ、認定試験も10分ほどで済むという、これを資格認定として採用してよいのかと思うようなものも実際には行われています。
なぜ知っているのかというと、私の知人が商品の販売のサポートとして、商品知識を与えることを目的として実施しているからです。
それと比べることもなく、DNA講習は発達障害児の栄養面でのアプローチということで学ぶ内容も多く、座学講習だけでも4時間は必要です。座学講習だけで詳細まで学べなかったことについては通信講習としています。
座学講習と通信講習では、通常は講習テキストの内容も書き方も違っているものですが、DNA講習は全部が通信講習にも使える“読めばわかる”内容としています。
発達障害は研究が大きく進んでいる状態で、これからも変化があり、学んだ内容が次々に更新されていく可能性があります。栄養といっても栄養素の摂取だけでなく、身体の機能研究に基づいた内容の臨床栄養を基礎としたものであるので、これも常に更新が繰り返されていることです。
読めばわかる内容にしたのが、現状を充分に把握してもらいたいからで、基礎的なことが理解できていれば、それが変化したときにも何が変わったのか判別がつきやすいと考えてのことです。
一般の資格認定は、大学で言えば卒業試験に相当するものです。これに対してDNA講習は入学試験に相当するものとイメージしています。講習を修了して、“卒業”してから情報を得て学ぶことのほうが多いとの考えから、資格認定をされてからの情報発信が重要になってきます。
資格認定制度は、このように情報を継続して送り続けられる教育システムで、DNA講習もそれを採用しているのです。
〔発達栄養指南:小林正人〕