活性酸素

プラスとマイナスの電子のバランスが崩れた酸素のことで、細胞内で酸素を使用してエネルギー代謝を起こすときに発生します。通常では吸い込んだ酸素のうち2~3%は活性酸素に変化します。活性酸素は細菌などが体の中に入ってきたときに細胞膜から電子を奪って細胞を破壊する免疫の役割をしているものの、体内で多量に発生すると、体の細胞から電子を奪っていくことになります。そのため、血管や臓器が傷むようになり、さまざまな障害を起こす引き金ともなります。過剰な運動のほか紫外線、電磁波、放射線、排気ガス、タバコ、農薬、食品添加物、薬物、化学物質、ストレス、糖尿病や肥満などによっても体内で多く発生します。
〔参照〕抗酸化物質免疫