たんぱく質の構成成分です。自然界には数百種類のアミノ酸がありますが、そのうち体内のたんぱく質を構成するのは20種類のアミノ酸だけです。そのアミノ酸はグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、リジン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン。このうち体内では合成されない9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、トリプトファン)は食事から摂る必要がある必須アミノ酸と呼ばれています。必須アミノ酸のバランスを示すスコアをアミノ酸スコアといい、必須アミノ酸がバランスよく含まれたものは良質のたんぱく質と呼ばれます。食品に含まれるたんぱく質は胃でアミノ酸に分解され、小腸から吸収されたあと肝臓で身体に必要なたんぱく質に合成されます。
〔参照〕たんぱく質、必須アミノ酸