Medical Diet122 血管と血液の関係を知っておきたい

血液は心臓から送り出されて、勢いよく血管の中を流れていきます。心臓とつながっている大動脈には最も強い勢いで流れてくることから、大動脈は太くて丈夫な血管となっています。胸部大動脈で30mm、腹部大動脈で20mmの太さがあります。500円玉の直径は26.5mmなので、これと比べると、いかに太いかがわかります。
一般に動脈と呼ばれている全身に張り巡らされている血管の太さは0.5mmほどです。これはシャープペンシルの芯を思い浮かべるとわかります。毛細血管は、最終的に酸素と栄養素を届ける臓器や器官などとつながっていて、8μm(マイクロメートル)の太さです。これはクモの糸の太さです。
このような話は、健康的なダイエットを伝えるメディカルダイエット講習の上級でしているのですが、血液循環が代謝に大きな影響を与えて、生活習慣病にも影響していることから、重要な項目としています。毛細血管の太さを紹介しているのは、ここを通過する赤血球の直径が10μmで、つぶれるようにして一つずつ通過していきます。血液中のブドウ糖や中性脂肪が多くなると赤血球がくっついて毛細血管を通過しにくくなる、という事実を伝えて、ダイエットや免疫について説明しています。
太っていることで発症しやすくなる生活習慣病の高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)は、どれも血管にダメージを与えるものです。肥満症は、ただ太っているだけでなくて、内臓脂肪が蓄積されたことで健康面に悪影響を与える状態を指しています。
肥満症になると、内臓脂肪が動脈を圧迫して血管の弾力が弱まり、血圧が上昇しやすくなります。そして、太っていることで糖尿病や脂質異常症のリスクが高まっていくだけに、状態に合わせた科学的なダイエット、つまりメディカルダイエットが必要になってくるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)