Medical Diet180 運動をしてもやせない人への対応

筋肉を増やすための運動は無酸素運動、体脂肪を減らすための運動は有酸素運動というのは一般的に説明されていることで、体脂肪が多い人は有酸素運動から始めようとします。代表的な有酸素運動はウォーキングなので、まずは歩く時間を長くしよう、歩く距離を長くしようというのが普通の感覚です。

脂肪酸をエネルギー化するためには、細胞のミトコンドリアの中で酸素を使ったエネルギー代謝を盛んにすることが必要ですが、身体を動かして酸素を多く取り込んでも、思ったほど体脂肪が減らないという人も少なくありません。

その理由としては、運動量が足りないということはあるとしても、エネルギー代謝に必要な水溶性ビタミンが不足していることと、脂肪酸をミトコンドリアに取り込むために必要な代謝促進成分の不足が考えられます。

脂肪が脂肪酸に分解されるとき、脂肪酸からエネルギー代謝のための高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化するときにも複数の水溶性ビタミンが必要となります。アセチルCoAは、ミトコンドリアの代謝サイクルのTCA回路で生化学反応を起こすスタートの成分です。

代謝促進成分で脂肪のエネルギー代謝に必要なのはL‐カルニチンで、これは体内で合成されるものの年齢につれて減少していきます。L‐カルニチンがないと脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれないので、L‐カルニチンをサプリメントとして補うことが一つの方法です。

水溶性ビタミンは食品から摂るべきですが、バランスよく食事ができないというときには、水溶性のビタミンB群が複合的に配合されているサプリメントの使用もすすめられます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)