ココナッツオイルの主要成分は、ラウリン酸などの中鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸は母乳の脂肪分にも数%は含まれていることから、1960年頃から既に専門家の間では注目されており、未熟児の栄養補給に利用されています。最近になって、アメリカやフィリピンでココナッツオイルに関する研究が活発化しています。そして、それらの研究報告が日本のマスコミでも知られている著名な有識者の目に留まり、特に、ダイエット効果と認知症予防効果の知見が、テレビなどで一般の方々に伝えられ、日本でも一時期ブームになりました。ココナッツオイルに含まれるラウリン酸が脂質膜を持っているウイルスに対して抗ウイルス作用を示すこと、さらには抗てんかん、動脈硬化予防、変異原生抑制、ダイエット効果、LDLコレステロール低減、認知症予防効果など、さまざまな報告があります。その中でも注目されているのがダイエット効果とアルツハイマー病の予防と改善効果です。