皮膚や粘膜、目の健康を正常に保つのに欠かせない脂溶性ビタミンで、レチノールとも呼ばれます。前駆体であるβ‐カロテンが体内で分解されることでも生成されます。抗酸化作用があり、目が光を感じるために必要な網膜の色素のロドプシンの主成分となっています。不足すると粘膜が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。脂溶性であるため体内に蓄積され、過剰症では嘔吐や頭痛、脂肪肝などが起こります。食品では、レバー、肉、卵、牛乳、バター、うなぎ、緑黄色野菜などに多く含まれます。栄養機能食品表示は「ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です」「ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」。