日本メディカルダイエット支援機構に問い合わせがあり、協力をさせてもらった番組が10月30日に放送されました。超物知りの先生が初めて耳にしたことだけが放送されるという番組で、その先生の知識のほどにかかっているということでドキドキしましたが、当方が対応したのは体内酵素のリパーゼについてです。
リパーゼは脂肪を分解する酵素ですが、腸内に放出された後は筋肉細胞の中に入って、筋肉に取り込まれた脂肪(中性脂肪)を分解して、脂肪の最小単位の脂肪酸を燃焼させやすくします。番組では、リパーゼの働きのうち「運動後に入浴すると脂肪が分解されにくくなって燃焼しにくくなる」ということが、まず取り上げられました。また、運動後の入浴は脂肪の分解が弱まり、脂肪の燃焼が弱まるという内容でした。
このコメントは、当方の知り合いの医学博士が行ってくれました。
もう一つ取り上げられたのは、運動によるリパーゼの働きです。リパーゼは筋肉の中にあって、筋肉が温まるとリパーゼの働きは高まるものの、筋肉の温度が高まりすぎると脂肪の分解が低下します。体が温まり、汗を掻くほど脂肪がするように思われるかもしれないのですが、実際には筋肉が温まりすぎるとリパーゼの働きが低下するために脂肪の分解が低下して、燃焼も低下します。だから、汗をかいてきたら上着を脱ぎ、汗を放出して筋肉の温度を下げるのが脂肪燃焼に効果的ということを伝えさせてもらいました。