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日々修行356 エネルギー代謝科学研究への道筋
「なぜ仕事先を転々と変えてきたのか」と聞かれることがあります。 確かに、社会人になってから厨房機器の全国団体(日本厨房工業会)の月刊機関誌の取材と編集を担当することになり、そこから臨床栄養の研究機関に移り、次々と新たな名刺を持つようになりました。 その名刺の団体は臨床栄養のHDS研究所で、当時の所長が臨床医と病院栄養士の全国団体(日本臨床栄養協会)の副会長(創設者の一人)であったことか
学習特性サポート83 学業技能向上へのアプローチ
発達障害の学習障害は、目先の状態が注目されることが目立っています。 数字が正しく書けない、鉛筆(シャープペンシル)で線がまっすぐに引けない、文字(ひらがな、カタカナ、漢字)が見たとおりに書けないといったことで、それを改善しようと目先の指導をしがちです。 もちろん、それは大切なことではあるものの、それだけではないというのが学習障害の改善に取り組むときの姿勢となっています。 子どもの
食事摂取基準85 生活習慣病等の重症化予防
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から「生活習慣病等の重症化予防」「今後の課題」を紹介します。 〔生活習慣病等の重症化予防〕 たんぱく質が関与した重症化予防の対象となる疾患として、フレイル(サルコペニアを含む)と慢性腎臓病があります。 なお、研究報告はあるものの、その数と質が十分ではなく、一定の結論が得られていないと判
食事摂取基準84 生活習慣病等の発症予防5
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から生活習慣病等の発症予防の「生活習慣病及びフレイルとの関連」の目標量の策定方法の続きを紹介します。 〔目標量の策定方法〕 *妊婦・授乳婦(目標量) 1歳から64歳の年齢区分(非妊婦・非授乳婦)と同様に、18〜49歳〔身体活動レベル「低い」〕の妊婦と授乳婦のたんぱく質の推奨量(g/日)を%
健康デザイン45 見た目の若さと身体の若さ
見た目が若い人は身体の年齢も若く、これが身体年齢測定の結果にも現れてきます。 見た目の若さというと、肌の若さや行動の若さなどが取り上げられることが多いのですが、すべての年齢に言えることではありません。 見た目の若さが確かに身体的な若さと直結しているのは50歳くらいまでで、それ以降になると見た目の若さを保つように工夫をしても、身体的な若さと乖離していくことがあります。それは血管の状態と関
記念日8月21日〜31日
8月21日 「おいしいバターの日」富澤商店(東京都千代田区)が、1877年8月21日に第1回内国勧業博覧会(東京・上野公園)でバターを作る装置が出品されたことにちなんで制定。 「北本トマトカレーの日」北本トマトカレーの会(埼玉県北本市)が、きたもとご当地グルメ開発コンテストが開催された2011年8月21日にちなんで制定。 「治療アプリの日」CureApp(東京都中央区)が、ニコチン依存症向け
8月20日の記念日
「瑠璃カレーの日」新九協同(福岡県北九州市)が、北九州発祥の元祖生カレーを生んだ総料理長の名を冠した瑠璃カレーの普及を目的に総料理長の誕生日にちなんで制定。 毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)
日々修行355 体脂肪を知らなければ始まらない
メディカルダイエットの仕事を始めたときに言われたことで、今でも強く心に残っていることの一つに「体重計に乗るだけでダイエットできたらいいのに」という言葉があります。 このことを怠け心で言っているのか、それとも深い意味が秘められているのか、との判断は、誰が口にしたことなのかで違ってきます。 表現は違っているものの、同じようなことは何度も言われてきているのですが、強く心に残っているのは専門家
食のリテラシー29 必須アミノ酸の摂りすぎ
アミノ酸は、たんぱく質を構成する成分で、身体は約10万種類のたんぱく質で構成されていますが、これらのたんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせによって作り出されています。 アミノ酸のうち11種類は他のアミノ酸または中間代謝物から合成することができます。そのため非必須アミノ酸と呼ばれます。 それ以外の9種類は、体内では合成されずに食事から直接に摂取しなければならないもので、それらは必須ア
代謝科学13 支援する人を支援する栄養成分
発達障害児を支援する活動として、日本メディカルダイエット支援機構では発達栄養学の研究を行い、発達障害児の保護者や支援施設の職員などに対して、栄養学的なアプローチでの支援を行っています。 通常の栄養補助の手法が通じない子どもも多く、中でも極端な偏食が多くみられる発達障害児の栄養支援は、発育途中の子どもには必ず通用するものと自負しています。 発達障害児に限らず、支援する人の負担は大きく、支