あくまでも噂話83「健康とスポーツの融合」

本当のところを言いにくいときに“噂話”というキーワードを使うのは常套手段ですが、本音を伝えたいので、こんな妙なテーマのところで、これまでの健康とスポーツの融合について書き残すことにしました。

スポーツは心身の健やかな発達のために行うものというのは、スポーツを始めたときに指導者の先生たちに言われた記憶があります。その先生の中には自分の父親もいて、父親の仕事の関係もあって剣道と柔道を同時に始めました。父親の転勤先の駐在所の2階が剣道と柔道の道場としても使われていました。

後に駐在所が新設されて、その場所にあった旧い駐在所は自治体が譲り受けて、近くに移動させて(引っ張って移動させることに幼心でビックリした記憶)剣道と柔道の道場になりました。元は自分が住んでいたところが道場になったのをきっかけに、剣道だけでなく柔道も同時に取り組むことになりました。

柔道のほうは腕前が上がらずに、剣道だけが中学校で県大会、高校で地方大会というレベルでしたが、親元を離れて通っていた高校のときには町道場で空手と少林寺拳法を習いました。格闘技だけですが、父親の影響で逮捕術としての打撃技、関節技、投げ技、絞め技、固め技を身につけていたことが役立って、いろいろなスポーツをすることができました。

スポーツを健康のために活かそうなどという考えは、実際にスポーツをしている間には思いつきもしなかったのですが、後に日本健康スポーツ連盟の玉利齊理事長と知り合って、その仕事をするようになって、これが自分を活かす道ではないかと考えるようになりました。

玉利理事長と知り合う前には臨床栄養の世界にいて、いわゆる病院給食だけでなく、予防としての食事、食事内容(栄養)を活かすための運動の研究にも取り組んでいましたが、運動の側から健康を考えるべきではないかという気づきがありました。その背景には、父親と母親が、今でいう健康オタクのような感じで健康維持の方法に熱心に取り組んでいて、夫婦で長距離のウォーキングにも参加していたことも関係しているようです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)