健康管理のためには、1日の摂取エネルギー量に合わせて摂取する食品が選ばれます。1日の摂取エネルギー量を1600kcalとすると、主食は800kcal、主菜は400kcal、副菜は400kcalの割合となります。
主食は、主に糖質(炭水化物)で構成される食品で、ご飯やパン、麺類などが該当します。主菜は主にたんぱく質で構成される食品で、肉、魚、卵、豆腐などが、また副菜はビタミン、ミネラル、食物繊維、油を多く含む食品で構成されます。
エネルギー量の割合で、何を、どれくらい食べればよいのかを知る方法として用いられるのが100kcal調整法です。
これは食品を100kcal単位で考え、紙1枚を100kcalとして、紙の色と枚数で、料理に使用する食品のバランスを考える方法を取っています。
主食は黄色、主菜は赤色、副菜は緑色として、100kcalの紙が主食の黄色が8枚、主菜の赤色が4枚、副菜の緑色が4枚となります。それぞれ100kcalを示す紙から、1日に食べるべき食品を知ることができるようになります。
食品の種類と100kcalの目安量は以下のようになっています。
「主食」(黄色)ごはん1/2杯、赤飯1/2、もち1個、パン10枚切1切、そば1/3玉、うどん1/3玉、スパゲティ1/2カップ
「主菜」(赤色)肉1切、魚1切、卵1個、豆腐1/2丁
「副菜」(緑色)牛乳1カップ、果物(りんご小)1個、油大さじ1杯、野菜3皿+みそ汁1杯 ※野菜(サラダ)1皿と、みそ汁1杯は25kcal
1600kcalを基本として摂取エネルギー量と紙の枚数を示しましたが、それぞれのエネルギー量について、紙の枚数で示します。
2000kcalまでは黄色の紙の数で調整し、2100kcal以上の場合は赤色を1枚増やし、残りは黄色を増やします。また、1600kcal未満の場合は赤色を1枚減らし、残りは黄色を減らして調整します。
エネルギー量 主食 主菜 副菜
1600 8枚 4枚 4枚
1700 9枚 4枚 4枚
1800 10枚 4枚 4枚
1900 11枚 4枚 4枚
2000 12枚 4枚 4枚
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)