ポストコロナ「嵐の前のKinKi Kids」3

体内で発生するエネルギーを増やす歩き方をする、同じ歩き方をするのでも食事との組み合わせ、入浴や睡眠との組み合わせによって、大きなエネルギーを作り出そうというのがメディカルダイエットの手法です。エネルギー量が増やすということは、エネルギー源になるものが必要で、それは体脂肪の中に中性脂肪として蓄えられています。太っていることは決して悪いことではなくて、エネルギーを作り出すためのエネルギー源を多く蓄積しているということで、メディカルダイエットの手法で作り出したエネルギーを、身体と脳の健康のために使うことができます。
同じだけの時間を歩く場合でも、同じだけの距離を歩く場合でも、同じペースで歩くのではなくて、歩行速度を変化させることで、よりエネルギー効率を高めることができます。その方法として採用しているのが速歩と普通歩行を交互に繰り返すインターバルウォーキングで、脂肪のエネルギー代謝だけでなく、筋肉量を増やす効果も認められています。
なんだか難しいプログラムを科せられるのではないかと構えてしまう人もいるものの、インターバルウォーキングでは歩き方は自由です。歩幅を決めたり、同じリズムで腕を振って歩いたりすることもなく、2本のポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングでも大丈夫です。ただ守ってほしいのは速歩と普通歩行のスピードの変化です。それも繰り返す時間を決めることも、切り替えの距離を決めることも求めません。
ノルディックスタイルのウォーキングの中には、独自の技術で歩かないといけないという縛りがあるところもありますが、そんなことをしたら、それぞれの人に適した切り替えのタイミングが見極められなくなります。どんな人が、どんなタイミングで切り替えるのかについては、これは研究成果があって、そこだけを学んでもらっています。
コロナ後を考えて、感染が収まっているように見える今こそ、「嵐の前の静けさ」ならぬ「嵐の前のKinKi Kids」で、活動休止した嵐よりも長く続けていることが評価されるKinKi Kidsのように、着実な歩みを始めてほしいのです。