メディカル×ダイエット1 メディカルとダイエットの調和

「メディカルダイエット」は、特定非営利活動法人(NPO法人)日本メディカルダイエット支援機構が法人名として、推進している健康づくりのキーワードです。

“ダイエット”の一般的なイメージがあることから、メディカルと組み合わせたメディカルダイエットとして公益活動を始めたのは2008年のことです。ダイエットの元々の意味は「方針、戦略、戦術、作戦」で、正しい方針に基づいた戦略や戦術はダイエットと呼ばれます。

国会の英語表記は「the Diet」です。国の方針を決め、それに合わせた戦略として法律を定めるという働きをしている機関なので、ダイエット(Diet)が相応しい名称となります。

元々の意味から転じて、正しい方針に基づいた生活をすることがダイエットとなり、正しい食事療法、正しい運動療法がダイエットとなりました。

医療機関で食事療法を担当する栄養士の英語表記は「Dietitian」です。病気の治療や予防に特化した専門家を意味しています。本来なら運動療法を担当する専門家も同じ表記でもよさそうですが、「Dietitian」は今のところ食事療法や臨床栄養の世界で使われています。

もう一つの“メディカル”は「医学の〜」と訳されていることから、医療関係の専門用語と一般には認識されています。メディカルの語源を辿っていくと「med」は癒すという意味があります。健康を意味する「health」は「heal」の癒すが始まりで、その語源の「hal」はwholeと同義で、「全体、調和」を意味しています。

メディカルとダイエットの組み合わせは、「癒す=調和」のための方針・戦略となるのですが、これまで交流をしてきた医学や臨床栄養の専門家には、メディカルダイエットは臨床栄養や病院給食とイメージされ続けていて、なかなか真意が伝わらないまま、日本メディカルダイエット支援機構の内閣府の認証から16年が過ぎました。

そこで新たな認識をしてもらい、新たな展開に踏み出すために、「メディカル×ダイエット」というテーマで伝えるべきことを押し出していくことにしました。

「メディカル×ダイエット」の「×」は掛け算の掛けるであって、見た目は同じようでも「×」(バツ)ではありません。パソコン画面では同じに表示されることになるとしても、メディカルとダイエットを否定しているわけではなくて、メディカルの本質とダイエットの本質を調和させた健康づくりの基本(真理)を示すための、「メディカル×ダイエット」です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕