ワクチンは本当に効くのか

新型コロナウイルス対策としてワクチンに大きな期待が寄せられています。しかし、このワクチン接種で国民的な免疫力を獲得することができるのかという疑問が抱かれています。この疑問というのは、ワクチンの効果が種類によって異なっていて、90%以上の効果が確認されているワクチンがある一方で70%台のワクチンもある、といったことではありません。
もちろん、有効性の差は気になるところですが、その有効性が自分が接種するワクチンでも同じ効果があるのかという疑問です。
マイナス75℃で保存しなければならないワクチンを輸送するときにも、それを保存するときにもマイナス75℃以下が保たれる冷凍庫が使用されます。全国の1万か所の医療機関に冷凍庫が配布されたので、これで有効性を落とさずにワクチンが接種できると期待されましたが、冷凍庫から取り出したワクチンの有効期間は5日間とされています。ワクチンの集団接種でもクリニックでの個別接種でも、冷凍庫から取り出されたものが使われるので、5日間に接種されなかったものは廃棄されるしかありません。
自分が接種されるワクチンは、冷凍庫から取り出されてから何日たったものなのかを確認しないと、ひょっとすると有効期間が切れたものを使われるかもしれません。有効期限内であったとしても劣化が始まっているのかもしれないという不安もあります。
5日間の有効期間は、まったく劣化しないで、6日目になったら急激に有効性が低下するのか、それとも1日目から徐々に劣化していって、6日目には効果がなくなるのか、そこのところの説明がされていません。できることなら冷凍庫から取り出したばかりのものを接種してほしいと考える人が多くいるのも当然のことです。
こういったことがないように、接種場所でもマイナス保存ができる保冷バッグが開発されています。それなら安心かというと、保冷バッグはドライアイスを使用していて、マイナス70℃が保持されます。わずか5℃の差だといっても、マイナス75℃以下と定められているのに、それよりも温度が高めになっても問題ないという保証はないのです。