学習障害67 異音異議語は面白い27

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第2回です。
醜名「しこな」自分の名の謙称。渾名(あだな)。相撲の力士の呼び名。「しゅうめい」よくない恥になるような評判。
地質「じしつ」生地の性質。「ちしつ」地殻を構成する物質。
地主「じしゅ」土地の所有者。土地の主となって守護する神。地主権現の略。「じぬし」土地の所有者。
自重「じじゅう」本体の重さ。「じちょう」自分の行いを慎んで軽々しくふるまわないこと。自分の品位を保ってみだりに卑下しないこと。自分の体を大切にして健康を損なわないようにすること。
死水「しすい」流れない水。「しにみず」死者の末期に口に注ぎ入れる水。
自然「しぜん」おのずからそうなっているさま。山川・草木・海など人類がそこで生れ生活してきた場。人の力では予測できないこと。「じねん」おのずからそうであること。
七宝「しちほう」7種の宝物。「しっぽう」七宝繋ぎの略。七宝焼の略。紋所の名。
実物「じつぶつ」実際の物または人。「みもの」園芸などで主に果実を鑑賞するものの称。
十分「じっぷん」1時間の6分の1。「じゅうぶん」物事が満ち足りて不足・欠点のないさま。
四天「してん」四時の天の総称。四天下の略。四天王の略。「よてん」黄檗宗の僧が着用する短い服。歌舞伎で武勇を象徴する役の着る長襦袢の形をして裾の割れている衣裳。
地味「じみ」服装や性格がはででないこと、質素なこと。「ちみ」作物栽培についての地質の良否の状態。土地に産する物。