継続のための“無理なく無駄なく”

私のモットーというか、私が関わった団体のモットーは「無理なく無駄なく」をテーマに掲げています。そのような考え方をしている団体としか付き合わなかったということでもあるのですが、“無理なく”を怠けること、“無駄なく”をコストカットという考えで、儲けが最優先になっているところとは、初めから波長が合わないので、巡りあうこともありませんでした。

どんなに素晴らしいことをしていても、それをボランティア精神で実施していても、無理がかかるようなことでは長く続けることはできません。短期逃げ切り型の活動や事業でよいというなら話は別ですが、長く続いてこそ活動や事業の意味があります。

成果を出すまでに期間がかかり、年齢を重ねた方が中心になっている活動は、中心人物の気力と体力が年々低下していくことを考えると、頑張っている人の頑張りに頼るわけにはいかなくなります。

そこで継続を考えると、無理をしないで効果的に(無駄なく)活動が続けられるように、次世代に伝えて、本家本元の人でなくても動き続ける仕組みを作ることが重要になります。

ところが、自分が作り、自分が抱えていることは手放せない人がいて、その姿勢・態度のために、「継続できていたら、どんなによかったか」と感じさせることも少なくないのです。

正しく伝えて、正しく継続されるためには、受け取った人が無駄な手間と時間をかけないようにすることが必要で、「手間がかかることなら受け継ぎたくない」と思うことがないようにする仕組みが必要です。

そして、継続していけるように、講習テキストやマニュアルを作成して、さらに情報を継続的に発信して、向上できるように、時代の変化に合わせられるようにする仕組みを作ることも重要です。

そういった仕組みを作ることができるのか、そのことも一緒に活動する団体や構成メンバーを見極めるためには必要になってくるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕