脂肪代謝促進研究21 エネルギー代謝に必要な栄養成分

エネルギー代謝に関わるサプリメントは、いわゆるダイエット系のものと考えられがちですが、メディカルダイエットでは全身の細胞で産生されるエネルギーを効率よく発生させ、そのエネルギーを身体や脳の活動のために当てるために用いています。

エネルギー代謝に関わる初めの成分は、細胞内のエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアにエネルギー源の糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)を取り込む作用をするα‐リポ酸、L‐カルニチンです。これらの代謝促進成分は体内で合成されるものの、20歳代前半をピークにして年齢を重ねるほど低下していきます。そのためサプリメントとして摂ることがすすめられます。

ミトコンドリアに取り込まれたブドウ糖と脂肪酸は、ともにアセチルCoAに変化してTCA回路と呼ばれる代謝経路に取り込まれます。このブドウ糖と脂肪酸がアセチルCoAに変化するときと、アセチルCoAがTCA回路でクエン酸に変化するときにも複数の水溶性ビタミンが必要になります。

TCA回路では4種類のビタミンB群が必要になっていて、TCA回路での代謝は酵素によって起こっています。酵素は、その働きを補う補酵素がなければ働くことができないのですが、TCA回路での補酵素の役割をしているのはコエンザイムQ10です。

TCA回路で作り出されたエネルギーは、その細胞の中でしか使われません。細胞の中で発生したエネルギーによって細胞を働かせる生化学反応を起こすためにも酵素が必要で、やはり補酵素が必要です。その補酵素となるのは複数のミネラルです。

ビタミンとミネラル、そして代謝促進成分が不足していると、これらの一連のエネルギー代謝とエネルギーの活用に滞りが出るようになり、せっかくのエネルギー源がエネルギーとして充分に使われなくなり、その結果として余ったエネルギー源が体脂肪となって蓄積されていくことになります。

食べた割には、運動をした割には太ってしまうというのは、エネルギー代謝がスムーズに行われていない結果だということができます。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕