講習NAVI24 サプリメント講習のきっかけ

一般には“サプリメント”と表現していても、講習をするときには健康食品全体を含めています。受講する人の多くにも、講習して使う人の多くにも、サプリメントを法律的な分類のサプリメント(栄養機能食品)とは認識していないからです。

栄養機能食品は、特定の栄養成分の補給のために利用される食品のことで、通常の食事では不足する栄養素を摂るために使われるものです。その範囲となる成分はビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類です。

サプリメント(supplement)は補助、補給、補完などを意味する用語で、英語の正式名称はダイエタリー ・サプリメントです。ダイエタリー(dietary)は「食事の」を意味しているので、食事を補うということで、日本の栄養機能食品に相当するわけです。

そのような知識を教えようということではなくて、サプリメントと健康食品の種類と成分の有効性を知って、それを健康の維持・増進に役立ててほしいというのが第一義です。健康食品は栄養素の補給というよりも、医薬品的な機能を求めて使われることが多くなっています。その代表的なものは特定保健用食品と機能性表示食品ですが、その届け出を消費者庁にしていないものであっても、優れた機能性があるものは数多くあります。

次に大事なのは摂取タイミングです。サプリメント・健康食品は、あくまで食品なので好きなときに自由に摂取してよいということになっていますが、実際には摂取タイミングが異なると吸収されない、もしくは吸収率が大きく低下するものもあります。いつ摂ればよいのかを表示できない法律制度なので、それを知るには学ぶしかありません。

自分に合っていないものを摂っている人、摂取タイミングがわからないまま摂っている人があまりに多くて、もったいないことをしている人が多いことから、サプリメント・健康食品の講習を始めることにしたのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕