防カビ剤は農薬が材料

輸入される果物には防カビ剤が使われています。遠く海外から運ばれてくる果物は赤道を越えてくるのでカビが生えやすく、それを防ぐための防カビ剤です。防カビ剤の材料となっているのは農薬です。それも、カビは根を張って増殖していくので、中に浸透していくタイプの農薬が使われています。そのため、表面を洗っただけでは農薬は残っています。
農薬は皮に残るので、皮を取り除いて食べる柑橘類には強い防カビ剤が使われています。その中には発がん性があるものも含まれていますが、取り除くのだからと許可されています。しかし、この農薬の防カビ剤は日本では食品添加物の扱いになっています。食品の中に残るのが食品添加物なので、防カビ剤は皮だけでなく、中身にも残っている可能性があります。
となると皮を取り除くだけでなく、中身の果肉も削ったほうが安心と言えます。ただ、アメリカンチェリーのように果肉が少ないものは削ったら種しか残らないという状態になります。
こういった状況であることも知って、番組を作ってほしい、とテレビのディレクターには繰り返し話をしています。