2023/7/5 必要とされない話は雑談

日本メディカルダイエット支援機構が認定するメディカルダイエットアドバイザーは初級・中級・上級の3段階方式で、上位資格認定者は下位講習を開催できる仕組みとなっています。上級認定者は初級講習も中級講習も開催できるわけですが、その上級資格認定者の一人に薬学博士がいます。

その薬学博士は、岡山の大学で講師を務める専門家であり、野草の専門家でもあって、薬局の売り上げの多くは“草”だと言い切っています。私たちの目からすると雑草にしか見えない“草”も博士には野草であり、薬草にもなります。

“雑草”というのは、必要とされない場所に自然に生えている草を指していて、アメリカの雑草学会では「農耕地の価値を低下させる作物以外の草」と定義しています。必要とする人には大事な野草であっても、必要としない人には雑草ということですが、それは野草のせいではなくて、野草を雑草と認識してしまう私たちのほうに問題があるという考えです。

岡山市南倫理法人会に入会させてもらい、モーニングセミナーで講和を聞かせてもらいながら感じたことは、聞く人に話の真意が届かないと講和が雑草ならぬ雑談になってしまいかねないということです。

それを感じると、私など講和をさせてもらえる段階ではないことがわかり、1回だけ話をさせてもらう機会があった別の倫理法人会での内容も、講和の機会に講演をしてしまったと反省しきりです。

話を雑草に戻すと、先の薬学博士は「下を向いて歩こう」と言っています。しっかりと下を見ながら歩くと、雑草と思っていたものが大切な野草・薬草だったということに気づく、という意味合いです。

これまで健康づくりの話をするときには「目標を高く上を向こう」とか少なくとも「真っ直ぐに前を向いて進もう」というようなことを言っていましたが、話の受け手のことを考えると足元を見ることが大切だとわかります。まさに“看脚下”です。

ただ、この“看脚下”は履き物を揃えるように、という標語として玄関に貼っている寺院があって、本来の「困難な時にこそ足元をよく見る」という意味が通じにくくなっているのは気になるところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕