ツイン・ウォーク57 用具がいらない健康ウォーク

ウォーキングは特別な用具を必要としない運動だと言われることがあります。必要としないといっても、シューズは必要ではないかと言われてしまいそうですが、特別なシューズではなくて、外出するときに普通に外履きを履くのと同じ感覚で、日常的な歩きやすい靴でもよいと考えれば、ウォーキングに特別なものはいらないということは納得できるかもしれません。

日本のウォーキングの始まりは、歩くことを推奨する歩け歩けの会が前の東京オリンピック(1964年)の年に設立されたときだとされていますが、そのときのモットーは「いつでも、どこでも、誰でも、どんな格好でも」でした。

ただ、歩く歩数を増やすだけなら、どんな格好でもよいのかもしれませんが、2000年に日本ウオーキング協会と改称してからも、モットーは続いていました。

一般名はウォーキングですが、日本ウオーキング協会はウオーキングを固有名詞として使っています。

健康的なウォーキングのためにはシューズとソックスだけでなく、ウエアもキャップ(帽子)も、場合によっては歩数計もあったほうがスムーズに進められます。運動効率や安全性を考慮したノルディックウォーキング、ポールウォーキングは2本のポールが必要ですが、他のスポーツなどに比べれば特別な用具や施設、審判員なども必要ありません。

また、電気がなくても実施できるので、外でも、場合によっては災害時であってもできるものです。こういったことを指して、「用具がいらない」と称しているのです。また、他のスポーツに比べたら、お金がかからず、経験がなくても続けられて、有酸素運動としての健康効果が得られるということで、このことも「用具がいらない」と言われる所以となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕