健康づくりに関わるイベントは、スポーツの日(2020年に体育の日から変更)、世界禁煙デー、歯と口の健康習慣、女性の健康週間、健康推進普及月間など数多くあります。健康づくりという観点を食品まで広めると、いくつあるのかわからないくらいに多いことから、“健康に関わる記念日”をテーマにして、日本メディカルダイエット支援機構のホームページに月3回(末尾に1のつく日の前日)、掲載しています。
このようなことを始めたきっかけは、2002年に納豆の日のイベントを全国納豆協同組合連合会の依頼で手がけたことでした。納豆の日は7月10日で、これは語呂合わせ(なっ=7、とう=10)です。
納豆の日のイベントだけでなく、全国納豆協同組合連合会の中に納豆PRセンターを設けて、メディアと流通各社に納豆の健康効果に関するリリースを毎月発信しました。毎月、どんな内容のリリースが発行されるかの概要を示した冊子も先に出して、新聞や雑誌の記事、テレビ番組などのネタにしてもらうという戦略でした。
PRが当たったという以上に、納豆の売り上げが前年まで右肩下がりだったのを、逆に右肩上がりにさせる要因となりました。この戦略が食品業界に注目されて、翌年には日本豆腐協会から、その翌年には日本豆乳協会から同じ手法のPRの依頼がありました。豆腐の日は10月2日、豆乳の日は10月12日で、これも語呂合わせです。
3つが重なっていた時期があって、リリースの発行をきっかけにしたPRは、それなりに忙しかったのですが、どの製品も原材料は大豆だったので内容的には苦労はしないで済みました。
その当時は記念日も少なくて、語呂合わせでも他の記念日とバッティングすることはなかったのですが、今では多くなりすぎて目立たせるためには、本当の記念すべき日を“記念日”にしないと注目されなくなっています。
健康に関わる記念日を地域で創り出す、集中的に取り組むことで盛り上げていく、その記念日にイベントを行って健康意識を高めるということを考えて、日本メディカルダイエット支援機構のホームページで紹介し続けています。
岡山県に相応しい記念日、岡山市などに相応しい記念日を創り、広めていく活動から始めたいので、一緒に取り組もうという方々の声を求めています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕