メディアへのネタ提供について触れていたところ、当機構と付き合いのある放送局から、タバコとダイエットに関する情報提供の話がありました。3回に渡って紹介していきます。
タバコをやめられない人が、「タバコを辞めると太るから」「タバコを吸うと胃がスッキリとするから」といって、喫煙の理由としていることを耳にしたことがある人は多いかと思います。それは本当のことなのかというと、タバコを吸っていたときに比べて、禁煙をした後には太るのは、よくあることです。
その理由ですが、タバコを吸うと、ニコチンやタールなどの有害成分によって胃が激しく蠕動運動を始めます。これは有害成分を胃から腸へと早く送り、排泄させるための反応と説明されています。食後にタバコを吸うと、激しい蠕動運動のために、まだ消化されていない食べ物が小腸に送られます。その結果として、吸収も低下してしまいます。そのために、食べた量に比べて、太れないことになります。
食後にタバコを吸うと胃がスッキリとした感じになるのは、消化がよくなったからではなく、タバコを辞めて太ったとしたら、普通の消化・吸収に戻ったということです。そして、それまで食べすぎていたということがいえます。