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ボランティアには金額面で2つに分けられることがあります。それは無料ボランティアと有料ボランティアですが、一般にはボランティアと言えば対価が支払われないのが普通という意識が抱かれがちです。

無料ボランティアでは労働に対する対価だけでなく、交通費も支払われないことがあります。こういった費用が払われていなくても継続するのは、金銭に代えられない有益性や貢献性がある場合が多くなっているからです。

有料ボランティアは、有料とはいっても、通常の時給や基本的な金額が得られるものは少なくて、無料ではない、働くことによって少なくとも失われることはないということもあります。交通費程度の支払いはある、ということが多く見られます。

有料というとボランティア精神で行っていることが金額で評価されるので、抵抗感を抱く人もいます。しかし、有料とはいっても評価を金銭に置き換えるという、これまでの感覚とは異なっているものもあります。

すぐに対価として支払われるものではなくて、評価されるのは働いた時間や、働いた内容を蓄積しておいて、それが必要になったときに使うことができるというボランティアの貯金のような形も存在しています。

これとは別に、会社や団体に所属している人が、会社などの指示によってボランティアに参加する有償ボランティアという形態もあります。

定年退職年齢が65歳に引き上げられ、70歳までは希望すれば働き続けることができる制度が義務化されましたが、これを受けて会社内だけでなく、地域の社会貢献を社員が担って、これは労働時間に換算するというもので、これも有料でボランティアに取り組むという新たな形として広まりつつあります。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害児の特性の一つに、文字を読むときに頭を動かすことがあげられます。目を動かしていないわけではなくて、広い範囲の文字を読むための眼球を動かす範囲が狭いために、頭を左右に振って見るようになります。

そのために目から入ってくる画像が安定せず、目から入ってきた情報を全体的に捉えにくくなることがあります。

学習障害がある子どもの中には、視力に特に問題がなくて、よく見えているようであっても、実際には、よく見えていないことがあります。このよく見えていない状態は、運動をするときにも影響を与えます。

キャッチボールではボールのコースが読めない、キャッチできない、キャッチしたとしても、その後の動作がうまくできないということになります。

見る力が充分でないと、見るために使うエネルギーが多く必要となり、疲れやすく、目で画像を捉えていても、はっきりと見ていないようなことが起こります。

また、ちゃんと見ているようでも記憶に残りにくく、結局は頑張った割には成果が出ないという結果にもつながりがちです。

ものを見るときには、初めに共同性眼球運動(左右の目を同方向に動かす視線運動)の機能によって、両目の視線を目標とするものに移動させています。それと同時に、両眼視と調整の能力を使って、焦点を合わせて見ることになります。

眼球から入ってきた画像情報を映し出す網膜には、視力が極めてよい中心窩があり、この中心窩のカバー範囲(角度)は1.6度と狭い範囲となっています。この部分から少しでも擦れると視力は大きく低下します。

そこで眼球を動かして中心窩で目標物を捉えるようにしています。そのための能力が共同性眼球運動で、それがうまくできないことから眼球だけではなく、頭を動かして見るようになります。

共同性眼球運動には、ゆっくりと動くものを追う滑動性眼球運動と、視線を素早く移動させる衝動性眼球運動があります。学習では前者の運動能力があれば対応できるのですが、運動では後者の運動能力が必要です。

この機能が弱いとボールや動いている相手がうまく捉えられず、動いているものと固定物、例えばボールとゴールの位置関係が捉えにくくなり、大事なところでゴールが決められないというようなことが起こります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「サク山チョコ次郎の日」正栄デリシィ(茨城県筑西市)がチョコビスケットのサ(3)ク山チョコ次郎(26)の語呂合わせで制定。

毎月26日:「風呂の日」(東京ガス)、「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)

貧しい新潟県の豪雪地帯で6歳から3年間暮らしましたが、それまでは雪がほとんど積もることがない日本海側の漁師町で暮らしていただけに、そのギャップは幼心にも強く刻まれました。

8歳の冬に経験したのは、後に「三八豪雪」と呼ばれる雪のために何もできない山奥の村での暮らしだったので、雪が溶けるまで待つしかないという諦めのような心境の人が多かったようです。

そのような心境については、後に聞いたことではあるのですが、そんな中でも雪を逆手にとって大きなマイナスをプラスに変えていくことを考えていた人は少なからずいました。

こんな「雪を逆手に」ということを、まさに豪雪に悩まされている最中にアップすることは、さすがに憚(はばか)られるという声もあって、今の掲載になりました。

雪の有効活用ということは豪雪地帯では以前から考えられていたことで、雪下ろしを体験してもらう、雪を掘って地面に到達する時間を競う、雪合戦を楽しむという観光は何度も計画されてきました。

それが実現できなかった、実現できても長続きしなかったのは、一番の豪雪のときには観光客が交通の便などの理由で来ることができなくて、迎える側が宿泊や日帰り観光のための準備も対応できないということがありました。

観光客に来てもらえる程度の積雪になったときに実施した自治体もありましたが、それでは豪雪地帯の実態がわかってもらえないという声も地元にはあって、実生活の大変さを知らずに観光客が来ればいいという発想ができないということもありました。

雪を逆手に取るというのは、考えつくことではあっても、実際には難しいことは、テレビ報道でも多く見られたことです。適度な積雪では海外からの観光客が北海道のニセコや長野の白馬などに押し寄せてきましたが、大雪になった途端に来なくなったという例もありました。

雪が降っている時期は限られていて、そのうち観光に向く時期は、さらに限られています。その時期にタイミングよく効率的に集客するのは大変なことで、それもあって雪を活用した観光化は難しいところがあります。

新潟県のスキー場が有名な地域に父親が転勤で駐在しているときに、「いい天気」と言ってはいけない時期があることを聞きました。雪が降ってくれるのを待っているときには地元にとっては晴天は「よくない天気」で、雪が降ってくると「いい天気」と表現されます。

雪が降れば「いい天気」ではなくて、降りすぎるとスキー客が来なくなるので、これも「よくない天気」ということでした。

そのようなピンポイントの雪の活用ではなくて、継続的な活用を考えているところもあります。継続的というのは雪の時期を継続的に活用する経年という意味と、雪が降っていない時期にも活用できるという意味があります。

その例について、私が経験してきたことを次回(日々修行209)に書かせてもらいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の学習障害の算数障害は、数の感覚がわからずに計算が苦手という認識がされていますが、足し算、引き算ができても、それと同じことを文章問題で出されると混乱して計算することができないということがみられます。

文字を読んで内容を理解する識字に困難さがあると、計算まで進むことができなくなるということも、よくみられることです。

学習障害の識字障害のために漢字が読めないと、文章問題を理解することができなくなります。識字障害がある子どもに対しては、教師や親などが読んで出題することで解決することもあります。学校以外では読めない漢字を、ひらがなにして出題することもできます。

しかし、小学校では1年生で覚えることが定められている文部科学省の学年別漢字配当表の80字が理解されていることを前提として、算数の文章問題が出題されます。

ここをクリアしておかないと、2年生の算数の授業で取り上げられる大きな数字の足し算、引き算が理解できにくくなり、さらに2年生の後半の授業の掛け算も理解しにくくなります。

算数障害の改善支援のために、初めのうちは読めない漢字をひらがなにするという方法を使っても、掛け算が出てくる2年生、割り算が出てくる3年生の算数に対応できるように、徐々にではあっても基本的な漢字は覚えるようにすることが大切になっていきます。

2年生で学ぶ漢字は160字と1年生の2倍になります。

学年別漢字配当表(小学1年生)は前にも紹介していますが、再度掲載します。

「一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見 五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森 人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫 町 天 田 土 二 日 入 年 白 八 百 文 木 本 名 目 立 力 林 六」
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、エネルギー調整を説明しています。

エネルギー摂取量と栄養素摂取量との間には、多くの場合、強い正の相関が認められます。そのため、栄養素摂取量の過小・過大申告はエネルギー摂取量の過小・過大申告に強く相関し、また栄養素摂取量の日間変動はエネルギー摂取量の日間変動に強く同期します。

そこで、エネルギー摂取量の過小・過大申告、日間変動による影響を可能な限り小さくした上で、栄養素摂取量を評価することが望まれます。そのための計算方法がいくつか知られており、これらはまとめてエネルギー調整と呼ばれています。

その1つとして、密度法が知られています。密度法では、エネルギー産生栄養素については、栄養素由来のエネルギーが総エネルギー摂取量に占める割合(% エネルギー)として表現されます。

エネルギーを産生しない栄養素については、一定のエネルギー(例えば、1000kcal)を摂取した場合に摂取した栄養素量(重量)で表現されます。後者に推定エネルギー必要量を乗じれば、推定エネルギー必要量を摂取したと仮定される場合における栄養素の摂取量(重量/日)が得られます。

密度法以外に残差法も知られていますが、こちらは主に研究に用いられています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「笑顔表情筋の日」笑顔表情筋協会が、みんな(3)でニコニコ(25)の語呂合わせで制定。

「みんなでニッコリみんなで健康長寿の日」キューサイが、みんな(3)でニッコリ(25)の語呂合わせで制定。

「サガミのみそ煮込の日」サガミホールディングス(愛知県名古屋市)が、み(3)そ煮込(25)の語呂合わせで制定。

「とちぎのいちごの日」栃木いちご消費宣伝事業委員会が、いちごの流通が多い1〜3月と、と(10)ちぎのいちご(15)から合計で25になることから1月25日、2月25日、3月25日を制定。

毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)

時代劇の劇映画とテレビドラマの企画者の市川久夫さんとの出会いが、趣味の範疇かもしれない世界を仕事にすることになり、楽しむはずの視聴が勉強になってしまったということを前回(日々修行206)書きました。

市川さんは「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」「雲霧仁左衛門」などを手掛けてきましたが、時代劇というと真っ先に思い浮かべられる「水戸黄門」にも大手広告代理店のテレビ部門の重鎮のルートで知り合って、長らく付き合いました。

時代劇の映像には時代考証が重要であり、江戸時代の文献や浮世絵で残されているものと、映画やテレビを通じて見る江戸の街は、実際には京都の撮影所や江戸っぽい雰囲気が残っている地域で撮影されます。

同じ町並み、同じセットを違ったように見せるのは技術者の腕前ですが、セットそのものの形を変えるわけにはいかないので、そこは映像の時代考証を緩やかにして撮影を進めていくことになります。

その例として、以前からよくあげられているのは井戸の構造です。江戸時代の水を汲み上げる井戸は、釣瓶(つるべ)式のものがほとんどです。井戸屋形に滑車が取り付けられていて、桶に縄を結びつけて引き上げていきます。

井戸は深くて、ガラガラと引き上げていくのが水汲みの当たり前のシーンとなっていますが、江戸の町場では井戸は長い柄杓(ひしゃく)で汲んでいました。江戸の町場は川から引いてきた水を水道管(石樋や木樋)によって井戸まで導かれていたからです。

水道管が浅いところに設けられていたので、釣瓶を使うほど深い井戸ではなかったのです。その井戸も四角ではなくて、底のない丸い桶を埋めて使っていました。その江戸の水道の起点となっていたのは、大学生のときに、よく通過していた駅名にもなっていた水道橋です。

水道のための専用の橋が架けられていて、私の大学生時代には橋を渡す石組みが残っていました。そのときの印象が、後に江戸時代の水道に関心を抱く要因となっています。

深い井戸は、江戸ではなくて地方のほうがふさわしいわけです。

その地方を巡る時代劇といえば諸国漫遊の「水戸黄門」で、街道などの外のシーンは、それらしく見えるところを使うとしても、家の内外のシーンは撮影所のセットの使い回しです。井戸も、その使い回しです。

「メディアの企画は生活そのものの中から生まれる」ということも前回、書きましたが、企画のヒントはメディア報道の中にあります。時代劇で取り上げる事件の多くは現代に起こっていること、話題になっていることをベースにして、それを江戸時代に置き換えて台本を作っています。

江戸時代の街の作りは、今でも数多く残っていて、理事を務めさせてもらった日本文芸家クラブの有志が始めた「江戸を歩く会」に参加して、時代劇の定番のシーンとの違いを、まさに歩きながら検証していました。

それが視聴者に通じる程度の違いなのか、それとも違和感がある違いなのか、その判断は現代を生きる人たちの感覚次第であるだけに、今を知ることが重要になってきます。という感覚で、メディア報道を今も見るようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

血糖値は血液中のブドウ糖の量を示す数値で、ブドウ糖が含まれる糖質が多い食品を食べると、胃で分解されてブドウ糖が血液中に多く含まれるようになります。

食品に含まれるブドウ糖の量が少ない低GI食品を摂ることによって、膵臓から分泌されるインスリンが少なくて済むようになり、太りにくくなるというのが「低インシュリンダイエット」です。

低インシュリンダイエットがヒットしたのは、2002年のことで、この時期に出版もメディア登場も相次ぎました。これが糖質制限の始まりのように思われているところもあるものの、糖質制限のダイエットは過去にもアトキンス・ダイエット、バーンスタイン・ダイエット、ケトン体ダイエットなどがありました。

アトキンス・ダイエットは1日の炭水化物の摂取量を20〜40gに制限するもので、同様なものにはケトン体ダイエットなどがあります。バーンスタイン・ダイエットは1日の炭水化物の摂取量を130gまでに制限するもので、ロカボダイエット(70〜130g)と同じ分類とされています。

糖質制限をすると、血糖値が上昇しにくくなり、血糖値に反応して分泌されるインスリンが減少して、インスリンによって肝臓で合成される脂肪酸が増えるようになります。インスリンが減るほど脂肪酸の合成量が減り、脂肪酸が結合してできる中性脂肪が減ります。

肝臓で中性脂肪が多く作られると、中性脂肪は脂肪細胞に取り込まれることになるのですが、インスリンには脂肪細胞への取り込みを促進する働きもあります。これが血糖値の上層によって太りやすくなる仕組みです。

メタボリックシンドロームに基づいた特定健診・特定保健指導が2008年に始まったときには、糖質は極端に制限するのではなく、糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー源を全体的に少なくしていくことの重要性が訴えられるようになりました。

しかし、糖質制限のインパクトの強さから、エネルギー源の減少というと糖質制限、糖質だけ減らせばよいという間違った認識は今も続いています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

子どもの味覚は3歳までに形成されて、そのピークは3〜4歳だとされています。3歳までに食べた味が、その子どもの一生涯の味覚を作り上げると言われることがありますが、実際には10歳までの味覚の記憶が味覚の特徴を決定すると考えられています。

味覚で受けた刺激は脳に記憶され、食事をしたときの味覚の刺激は記憶に照らし合わされて、過去においしいと感じたものを食べると、安心感、幸福感を感じるようになります。

味覚は舌にある味蕾によってキャッチされています。味蕾の数は生まれたばかりの乳児には1万個以上ありますが、3〜4歳から減り始め、成人では75%ほどになり、高齢者では30%にも減っていきます。

味蕾の数からいうと乳児の味覚は非常に敏感で、母乳の味の変化にも敏感に反応しています。

母乳は血液が変化したもので、母親が食べたものの栄養成分が血液中に入り、その血液中の成分が母乳の成分に反映しています。血液には赤血球が多く含まれていて、赤血球のヘモグロビンが赤い色素なので、血液は赤くなっています。

それに対して母乳にはヘモグロビンが含まれず、光が拡散するので白い色となっています。ヘモグロビンの有無だけで、血液に含まれる成分が母乳の味となり、これを飲んで育った子どもの味覚にも大きく影響します。

甘いものを多く食べると血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇します。脂肪が多く含まれるものを食べると血液中の脂肪酸や中性脂肪が増えます。この血液からできた母乳にもブドウ糖や脂肪酸が含まれて、これが味覚に影響を与えることになります。

母親がバランスのとれた食生活をしていれば、それが母乳を通じて、子どもの敏感な味覚にも影響を与えることになるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕