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水活の思考29 人間の自然治癒力の限界3

運動強度が最大酸素摂取量の60%ほどまでの段階では、血中乳酸値濃度が大きく高まることはなく、60%を超えると急激に濃度が高まっていきます。 最大酸素摂取量は全身持久力の指標で、運動をすることによってミトコンドリアに取り込まれる酸素の最大量を示しています。 最大酸素摂取量の60%までであれば、身体に大きな影響を与えることなく、運動を続けることができるわけですが、これを超えると身体の限界に


水活の思考28 人間の自然治癒力の限界2

基礎代謝の分岐点では、無酸素系運動から有酸素系運動の変化が起こっています。 無酸素系運動は酸素を使わなくてもできる運動ということで、酸素を吸わないわけではありません。 解糖系運動とも呼ばれていて、糖質のグルコース(ブドウ糖)を酸素なしでエネルギー化する経路で、代謝の結果として乳酸が発生します。この乳酸が分解されて、エネルギーが発生します。 乳酸は疲労物質と呼ばれていたこともあり、


水活の思考27 人間の自然治癒力の限界1

徐々に起こっている変化は、あるときを境にして、急激な変化が起こるようになります。そのターニングポイント(分岐点、転機)を、身体の変化から見ていくことにします。 その変化は、目で見ることができないことが多く、誰もが敏感に気づくことができないこともありますが、その変化と仕組みがわかることで、より変化に気づきやすくなります。 人間は酸素を取り込んで、細胞のミトコンドリアでATP(アデノシン三


水活の思考26 自然と人間の回復力2

植物による自然環境を保持する力の低下が人間の健康にも影響する度合いは小さなものであり、気づかないほどの変化かもしれませんが、その影響が積み重なっていくと、元へは戻れないようなことにもなりかねません。 「茹でガエル」という言葉があります。危険が迫っているにもかかわらず、変化が緩やかであるために気がつかず、気づいていたときには手遅れになっているという状況を表しています。 生きたカエルを熱湯


水活の思考25 自然と人間の回復力1

ブルーエコノミーは、革新的な思考と意識で新たな価値を生み出すことであり、社会に大きな変化をもたらす活動と言えます。 しかし、これまでの経済成長や快適な生活を生み出すために自然環境に対して、回復しきれないほどの負担をかけてきました。 自然の回復力が発揮されなくなるほど負担がかかるようになった結果は、自然環境の中で暮らしている人間にも大きな負担をかけ、心身の健康を保つことが難しいほどの悪影


水活の思考24 自然の回復力2

地球温暖化の原因とされているのは温室効果ガスの存在です。 地球の平均気温は14℃前後となっていますが、大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどの温室効果ガスがないとするとマイナス19℃になります。 太陽光は地面を温めるものの、地表から放射される熱は温室効果ガスがなければ大気外に放出されます。温室効果ガスによって地表から放熱される熱が吸収され、大気が温められています。


水活の思考23 自然の回復力1

ブルーエコノミーは、「自然環境の回復力、人間の自然治癒力の限界を超えない経済活動」であり、その達成のためには持続可能な社会形成に向けた教育の構築が重要となります。 ブルーエコノミーは、革新的な思考と意識で新たな価値を生み出すことであり、社会に大きな変化をもたらす活動と言えます。 しかし、これまでの経済成長や快適な生活を生み出すために自然環境に対して、回復しきれないほどの負担をかけてきま


水活の思考22 植物のエネルギー産生2

27億年前に光合成を行う藍藻(シアノバクテリア)が海中に誕生して、二酸化炭素と水から酸素が生成されると二酸化炭素はさらに減少して、酸素が増え始めました。 生物が進化して海から陸上に進出すると、植物によって光合成が活発に行われるようになり、酸素は増え続け、数十億年をかけて窒素と酸素を主成分とする現在の大気の組成となりました。 酸素が急速に増えた結果、5億年前の古生代には海洋生物が陸上に進


水活の思考21 植物のエネルギー産生1

植物は太陽の光エネルギーを浴びて、光合成によって二酸化炭素(CO₂)からデンプン(糖)などの有機化合物物を合成しています。 光合成が行われるのは葉緑体で、その中でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が合成され、ATPを利用して有機物が合成されています。 光合成には水も必要で、ATPによって二酸化炭素と水から酸素が合成されています。植物が二酸化炭素を吸って、酸素(O₂)を吐いてい


水活の思考20 植物と動物の共生関係2

人間が求める便利さ、快適さが大きく進みすぎて、自然環境を構成する植物や微生物などの回復力が限界に近づきつつあり、自然界の回復力に期待するのは難しい時代になってきました。 自然環境の変化が行きすぎたとしても、人間の身体には自然に回復することができる自然治癒力が備わっていて、あまりよくない環境の中でも活動して、健康を保つことはできました。 ところが、人間の自然治癒力が低下するようなことが多