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食のリテラシー16 食パンのエネルギー量
栄養摂取のバランスを考えるときに、基本に置いているのはエネルギー量です。一般に使われているのは80kcalを基本としたもので、その何倍のエネルギー量を摂取したのかを計算する方法が採用されています。 これに対して、私たちは100kcalを基本としています。それは日本で栄養学が始まった明治時代の基本であり、終戦後(今から80年前)の食糧不足に採用された80kcal単位では現状に合っていないと考え
発達特性26 視覚情報処理による文字の変形
学習障害の困難さは、読む・書く・計算するといった代表的なことだけではありません。視覚情報処理が正常に行われないために、文字が書かれたままの状態で見えずに、文字がゆがむ、にじむといったように変形して見えることがあります。 眼球から入ってきた視覚情報は視神経を通り、脳に送られる途中の視床になる外側膝状体で中継されています。 その中継点には神経細胞のシナプスがあり、神経伝達物質のグルタミン酸
5月13日の記念日
「愛犬の日」ジャパンケンネルクラブの前身の全日本警備犬協会の発足記念日を制定。 毎月13日:「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)
日々修行256 規格外の個性と魅力
「規格外の野菜はおいしい」という認識について、前回(日々修行255)紹介しましたが、すべての規格外がおいしいというわけではないのは多くの人が承知していることです。これを理解するためのヒントとして、規格外の実例について書き進めていくことにします。 規格外野菜が増えたのは、品質の問題もあったものの、多くは流通が関係しています。例えば大根の話をすると、以前の大根は中央部が太い練馬大根や三浦大根が主
学習特性サポート33 聴覚系に課題がある場合の読み書きの困難さ
文が読めない子どもで、聴覚系に課題がある場合には、初見では逐次読みになりますが、だいたいの意味がわかるようになると勝手読みをするようになります。 文は句読点で区切って読むことを繰り返させてもリズミカルに復唱することや、正確に覚えることが困難になります。これは聞き取る力が弱くて、知らない言葉や正確に覚えていない言葉が多くなっているからです。 そのために、単語や文節を正確にひとまとまりとし
食事摂取基準30 目的に応じた活用上の留意点
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事評価を紹介します。 〔食事評価〕 個人の食事改善を目的とする食事摂取基準を活用した食事評価では、栄養素摂取量の評価には摂取量推定による個人の摂取量を用いますが、個人が日々選択する食品は異なり、食欲も違うなど、日々の摂取量に影響を及ぼすさまざまな要因が存在するため、個人の習慣的な摂取量を把
異字同訓20 きく〜きる
〔きく〕 「聞く」音が耳に入る。受け入れる。問う。嗅ぐ。 話し声を聞く。物音を聞いた。うわさを聞く。聞き流しにする。願いを聞く。親の言うことを聞く。転居した事情を聞く。駅までの道を聞く。香を聞く。 「聴く」身を入れて耳を傾けて聞く。 音楽を聴く。国民の声を聴く。恩師の最終講義を聴く。 〔きく〕 「利く」十分に働く。可能である。 左手が利く。目が利く。機転が利く。無理が利く。小
異字同訓19 かま〜かわく
〔かま〕 「釜」炊飯などをするための器具。 鍋と釜。釜飯。電気釜。風呂釜。釜揚げうどん。 「窯」焼き物などを作る装置。 炭を焼く窯。窯元に話を聞く。登り窯。 〔かわ〕 「皮」動植物の表皮。本質を隠すもの。 虎の皮。木の皮。面の皮が厚い。化けの皮が剥がれる。 「革」加工した獣の皮。 革のバンド。革製品を買う。革靴。なめし革。革ジャンパー。革細工。 〔かわく〕 「
異字同訓18 かく〜かたい
〔かく〕 「書く」文字や文章を記す。 漢字を書く。楷書で氏名を書く。手紙を書く。小説を書く。日記を書く。 「描く」絵や図に表す。 油絵を描く。ノートに地図を描く。漫画を描く。設計図を描く。眉を描く。 〔かげ〕 「陰」光の当たらない所。目の届かない所。 山の陰。木陰で休む。日陰に入る。陰で支える。陰の声。陰口を利く。 「影」光が遮られてできる黒いもの。光。姿。 障子に影
異字同訓17 かおり〜かかる
〔かおり・かおる〕 「香り・香る」鼻で感じられる良い匂い。 茶の香り。香水の香り。菊が香る。梅の花が香る。 「薫り・薫る」主に比喩的あるいは抽象的なかおり。 文化の薫り。初夏の薫り。菊薫る佳日。風薫る五月。 〔かかる・かける〕 「掛かる・掛ける」他に及ぶ。ぶら下げる。上から下に動く。上に置く。作用する。 迷惑が掛かる。疑いが掛かる。言葉を掛ける。看板を掛ける。壁掛け。お湯を掛