最新情報
Medical Diet200 腸を温めると善玉菌が増える
代謝を高めるためには腸内細菌の善玉菌を増やすことが大切で、腸内細菌の数はほぼ決まっているので、善玉菌が増えると悪玉菌が減って腸内環境が整えられていきます。 悪玉菌は毒素(有害物質)を発生させます。毒素は強い臭いを発生させるので、便の臭いは悪玉菌の量を推測させるものとされています。悪玉菌が発生させた毒素は大腸壁を通過して、血液中に入ります。そして、全身の細胞に運ばれていきますが、細胞に取り込ま
記念日10月11日〜20日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月11日 カエタステクノロジー(東京都千代田区)が手(10)にいい(11)の語呂合わせで「ハンドケアの日」と制定。シミックCMO(東京都港区)が足の指はトウ(toe)から10と11で足爪にいいと読み、足爪を休めてケアをする日として「爪休みの日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブ
肌とストレス16 活性酸素対策の栄養素
紫外線を浴びると肌荒れやシミ・クスミが起こりやすくなるのは、紫外線によって皮膚の中に活性酸素が発生して、細胞を傷つけているからです。それと同時に紫外線がメラニン色素を増やすことも関係しています。 活性酸素を消去する抗酸化ビタミンのビタミンA、ビタミンC、ビタミンE(ACE= エース)については、すでに説明しています。活性酸素は電子のバランスが崩れていて、欠けているマイナス電子を抗酸化ビタミ
肌とストレス15 食べ過ぎは血流を低下させる
コラーゲンが多く含まれた食品(ゼラチン、鳥手羽先、鶏皮、軟骨、牛すじ、フカヒレなど)は皮膚のコラーゲンを補うことができるという前回の話に続いて、一つだけ注意しないといけないことを紹介します。それはコラーゲンが多く含まれた食品の中には、脂肪が多く含まれたものがあるということです。 脂肪の摂取というと、太る原因となることが注目されがちですが、肌の健康を保つためにも摂取量を考えておく必要があります
治検8 糖尿病の治療の第一は自分の行動
血糖値が上昇したときには、長期間の血糖値の平均を示すヘモグロビンA1cの数値と合わせて、糖尿病(糖尿病が疑われる状態)と糖尿病予備群(糖尿病の可能性を否定できない状態)かの判定をすることになります。 糖尿病であれば治療として医薬品を使うことができます。それに対して糖尿病予備群であると医薬品を使うことができないので、食事と運動で血糖値を下げることがすすめられます。それ以外の方法として、血糖値に
健康リテラシー6 そもそも健康とは何を指すのか
健康リテラシーについて説明していくと必要になってくることの一つに“健康の定義”があります。よく使われる言葉であるのに、説明を求められると解説ができない人も多くて、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまうかもしれません。 健康という概念を説明するのは難しいところがあって、健康そのものを売っているわけでもなくて、買うわけにもいきません。健康ということで思い浮かべることが多い医
Original Mind5「オリジナルマインドによる実践」
「Original Mind」は日本語に直訳すると“独創的な精神”となります。精神は、ただ心の中に持っているだけではなくて、その精神に裏付けられた発想があり、その発想に基づいて実践してこそ、多くの関わりがある方々と“果報”を共有することができます。 果報というと、“果報は寝て待て”という諺(ことわざ)が有名で、よい運を授かって幸運になることを一般には指しています。しかし、本来は因果応報を縮め
肌とストレス14 ビタミンCとコラーゲンの関係
ビタミンCはコラーゲンを構成するアミノ酸の生成に必要で、ビタミンCが不足するとコラーゲンが合成されなくなります。コラーゲンは皮膚などの繊維状のタンパク質で、全身の細胞の接着剤の役割をしています。全身に60兆個以上もある細胞がバラバラにならないのは、コラーゲンの結合力のおかげです。 一般にはコラーゲンと呼ばれていますが、正式にはコラーゲン線維といいます。その繊維状のコラーゲンが多くて、密度が高
肌とストレス13 美容のためのビタミンB群
美肌ビタミン、美容ビタミンと呼ばれるのは“抗酸化ビタミンのACE(エース)”のビタミンA、ビタミンC、ビタミンEだけではありません。もう一つの重要なビタミンとして注目されているのはビタミンB₂です。 ビタミンB₂は成長の促進、細胞の再生などの作用があり、不足すると皮膚の新陳代謝が低下するだけでなく、口内炎、舌炎症、口唇炎、角膜炎、にきび、肌荒れなどが起こりやすくなります。 口内炎や肌荒
タクティシャン5 タクティシャン(軍師)の役割
タクティシャン(tactician)は企業などの軍師であり、軍師の支援がないと大きな間違いを犯し、戦いで言えば全滅しかねないことにもなります。タクティシャンについては前回、コンサルタントとの違いを示して説明しましたが、理解を進めるための例とされるのは諸葛孔明です。 諸葛孔明は、中国の三国時代の政治家・軍師で、その活躍ぶりは『三国志』に描かれています。後に蜀漢の初代皇帝となる劉備玄徳が、晴耕雨