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噛む噛むeverybody10 唾液の抗酸化作用
健康を維持するためには、全身の細胞が正常な状態が働いていることが必要となりますが、その大切な細胞を傷つけるものがあります。それは活性酸素で、細胞を傷つけるだけでなく、炎症を起こす原因にもなり、生活習慣病との関わりも指摘されています。 活性酸素は吸い込んだ酸素のうち2〜3%が変化したもので、電子のバランスが崩れていることから、欠けている電子を他のところから奪って正常な酸素になろうとします。細胞
健康食品の法規制46 法律講習による守り
健康食品の販売に関わる広告の表示の厳しい取り締まりに対応するため、広告表現の研究をしている販売事業者は多いのですが、規制する法律の根本を知らずに、目先の対応になっていることも少なくありません。 法律について学ぶことで、会社を守っていこうということで、法律講習を受ける販売事業者があります。中には、会社の幹部だけでなく、全社員に教えてほしいという依頼もありましたが、そんなことを実施してよいか確認
エネルギー代謝79 100kcal単位の摂取エネルギー
健康管理のためには、1日の摂取エネルギー量に合わせて摂取する食品が選ばれます。1日の摂取エネルギー量を1600kcalとすると、主食は800kcal、主菜は400kcal、副菜は400kcalの割合となります。 主食は、主に糖質(炭水化物)で構成される食品で、ご飯やパン、麺類などが該当します。主菜は主にたんぱく質で構成される食品で、肉、魚、卵、豆腐などが、また副菜はビタミン、ミネラル、食物繊
身体年齢28 食生活チェックでわかること
身体年齢測定によって実年齢よりも年齢が高いことがわかり、その差が大きいことに気づいた人の多くは改善するための方法を求めてきます。身体年齢測定の指標は腹囲、握力、閉眼片足立ちで、これらは自力での改善が可能な項目です。 肥満と呼ばれるほどでなくても腹囲のサイズが大きいと、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)のリスクが高くなり、生活習慣病の危険度も高まってきます。その危険度が身体年齢を実年齢
ツイン・ウォーク62 高齢者の安全性を考えたポール選び
ウォーキング用の2本のポールを使って歩いている人をリハビリや介護(予防)施設で見ることがあります。そのときには、施設で用意したものか、利用者が持ってきたものかを聞くようにしています。というのは、施設で用意するとしたら相応しくないポールを使っているシーンを目にすることが多いからです。 高齢者に適したポールは、いわゆるポールウォーキングに使われるものですが、中にはスポーツタイプのノルディックウォ
汝のダイエットの敵を愛せよ
ダイエットにとって大敵とされるのは甘いものだと言われます。大敵を避ければダイエットが成功するということになるのでしょうが、何も敵を排除するものとしてだけ扱うのではなくて、むしろ活用すべきだという考え方があります。 新約聖書マタイ伝には「汝の敵を愛せよ」という言葉が出てきます。甘いものがダイエットの敵なら、それを愛すればよいということになりますが、それで正しいのかを知るために、まずはマタイ伝に
発達栄養111 子どもの唾液分泌量は成人と変わらない
唾液の分泌のピークは20歳前後とされていて、これを過ぎると分泌量が減っていくことは以前から知られていたことです。高齢者の唾液の分泌量の減少と消化、吸収についての研究は数多くあるのに対して、子どもの唾液の分泌量については、あまり研究されてこなかったところがあります。 唾液は唾液腺(耳下、顎下、舌下)から分泌されていて、消化・殺菌作用がある酵素が含まれています。唾液には常に分泌されている安静時唾
Age free岡山21 健康デザインの意義
健康づくりの手法は数多くありますが、その中から自分に適したもの、さらに継続しやすくて、結果も得やすいものを選ぶことができれば、これほどよいことはありません。どんなに優れた手法であっても続けにくく、無理をしないといけないものでは、期待するような効果が得られずに終わることにもなりかねません。 最もよい選択をするためには、まずは自分の身体の状態を知ることが大切で、その方法としては、これまでの健康指
理想実現のための代謝促進28 抗酸化のためのエネルギー代謝
エネルギー代謝は細胞のミトコンドリアの中で、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を材料に、酸素を使って起こっています。吸い込んだ酸素のうち2〜3%は活性酸素に変化しているとされますが、その活性酸素はミトコンドリアでのエネルギー代謝のときに発生しています。 エネルギー代謝が起こるときに活性酸素が発生するのは仕方がないことですが、不完全燃焼状態で多く発生します。そのため、完全燃焼をさせるように
サプリ概論263 医薬品から食品にもなった代謝促進成分
代謝促進成分というのは全身の細胞の中でエネルギーを作り出すために必要な成分のことで、広義の意味ではビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂といった4種類のビタミンB群も含まれます。狭義の意味ではコエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸があげられます。これらの3種類の代謝促進成分は、以前は医薬品の成分でした。 それが規制緩和によって、食品の成分としても販売が許可されました