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健康デザイン3 THP運動と健康デザインの共通項

厚生労働省によって今も進められているTHP運動は、労働者の心身の健康をトータルとして捉えて、それぞれの方に適した健康づくりの方法を提供する活動です。 THP(トータル・ヘルス・プロモーション)運動の裏付けとなっている労働安全衛生法では第69条の第1項で「労働者の健康保持増進を図るために必要な措置を継続的かつ計画的に実施することが事業者の努力義務として定められている」ことが明記されています。


噛む噛むeverybody14 歯・口腔の健康の課題

厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その考えの基本について紹介します。 う蝕(むし歯)と歯周病に代表される歯科疾患は、その発病、進行によって欠損や障害が蓄積し、その結果として歯の喪失につながるため、食生活や社会生活などに支障をきたし、ひいては全身の健康に影響を与えるものとされています。 また、歯と口腔の健康を保つことは、単に食


発達障害支援18 パニックへの対応

今の状態から逃れたい心理状態になるとパニック状態になることがあります。パニックは突発的な生命の危機に直面したときに起こる身体反応で、鼓動が早くなる、血の気が引いて冷静に考えられなくなる、大声で叫び出したい気分に襲われることを指しています。 発達障害がある子どもの場合には、実際に大声をあげて走り出すこともありますが、これは危険を回避して逃げるためには必要なことであり、身体に備わった生き延びるた


あくまでも噂話123「話は上手いが中身がない」

大手出版社でゴーストライターをやっていたときのこと、「話していることを、そのまま文章にするだけでよい簡単な仕事」と言われて引き受けました。普通なら、おいしい話には注意しなければいけないとブレーキがかかるところですが、そのときは時間が空いていることもあって安請け合いしてしまいました。 “安請け合い”と書いたのも“してしまいました”と書いたのも、おいしい話ではなかったということの前振りの表現です


健康デザイン2 THP運動の始まりと現在

厚生労働省が「トータル・ヘルスプロモーション・プラン」を打ち出し、多くの企業が「THP運動」に取り組んだ時代があります。THPは「Total Health Promotion」の略で、心と体の健康づくり運動を意味しています。当時の厚生省が策定した「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づいた労働者の心身両面にわたる健康づくりのための取り組みです。 この指針は労働安全衛生法の改正


健康デザイン1 そもそも健康とは何だろうか?

健康づくりの方法というと、栄養、運動、休養が三大要素で、どれを重視するか、どれから始めるかという議論が盛んに行われていた時期があります。しかし、今では、どれも必要で、健康で改善を求めるなら同時に取り組むべきだとされるようになっています。 この連載コラムは「健康デザイン」のテーマで、健康づくりを無理なく無駄なく進めるために何をすべきかということを伝えていきます。初めは健康の考え方についての総論


健康食品 敵か味方か48 善玉菌を増やす機能性表示食品

機能性表示食品は機能性を表示して販売できるもので、試験結果によって得られたエビデンス(科学的根拠)が必要です。そのエビデンスに基づいて表示内容が決められます。 その一つに「善玉菌を増やす効果がある」と表示されたものがあります。内容成分としては腸内細菌の善玉菌と同じような種類の乳酸菌が含まれているので、これが腸内(大腸)で善玉菌となって働いてくれると思われがちです。 ところが、そうとも限


身体年齢34 血液脳関門を通過する成分

身体の健康状態は、脳の機能も大きく影響してきます。脳が全身の機能を調整していることだけでなく、健康づくりに必要な気力や神経伝達も脳の働きに影響を受けています。脳は正常に機能するために、必要な成分以外は取り込まれないようになっています。 脳の細胞に酸素や必要な成分を運んでいるのは毛細血管ですが、脳の毛細血管には他の毛細血管とは違った特徴があります。それは血液脳関門と呼ばれる特別なゲートがあるこ


ツイン・ウォーク66 血圧改善の効果的な歩き方

血圧は血管の動脈にかかる圧力のことで、心臓から送り出された血液の勢いによって高まっていきます。血圧が上昇する原因は複数あるのですが、内臓脂肪の蓄積によっても上昇します。 内臓脂肪が蓄積すると悪玉の生理活性物質のアンジオテンシノーゲンが分泌されます。この生理活性物質はインスリン抵抗性を引き起こして血糖値を上昇させることが知られていますが、それと同時に血管を収縮させ、さらに血液中の塩分濃度を高め


2023/7/12 東洋医学の発想での西洋医学

私たちが研究・実践指導しているメディカルダイエットは、生理学を基本としているので分類でいうと西洋医学の範疇となります。それなのに、発想は東洋医学的で、同じ治療、同じ医薬品なら同じ結果になるとは考えていません。 西洋医学の治療であっても受け手側の状態によって結果が違うのは当たり前のことです。東洋医学では証という体質があり、体質によって同じ手法(薬や療法)であっても身体によい結果を与えたり、逆に