

最新情報
発達支援推進6 取り除くべき社会的障壁
発達障害がある人を発達障害者(18歳未満は発達障害児)にしているのは社会的障壁であるというのが、発達障害者支援法の根幹的な考え方です。 発達障害がある人は、それだけで発達障害者となるわけではありません。発達障害があって、それに社会的障壁が加わることによって日常生活や社会生活に制限を受けていることで発達障害者となります。社会的障壁さえなければ発達障害者ではなく、社会に馴染めないために生きにくさ
発達栄養講習16 腸内環境とセロトニンの合成
体内には数多くの神経伝達物質がありますが、脳の機能に大きく影響するのはセロトニンです。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5‐ヒドロキシトリプトファンを経て、セトロニン(5‐ヒドロキシトリプタミン)に合成されます。セロトニンは体内には約10mgがあり、腸内に約90%、血小板中に約8%、脳内の中枢神経系に約2%が存在しています。 セロトニンは脳の神経伝達物質であることから脳幹の縫線核で
健康あない人26 ATMなしでモバイル決済の開始
情報を受け取るだけのWeb1.0から情報を発信するWeb2.0の時代になり、今はネット社会を活用するWeb3.0の時代になったということを以前に紹介しました。手順を踏んで進んでいく見本としてWeb3.0は使われていますが、一足飛びにWeb3.0から始まることは今の時代にはあり得ることです。 音楽を聴くにはレコードからCDになり、音楽配信の時代になりました。映像の世界もDVDから映像配信になっ
健康・火の用心21 健康食品は摂取タイミングがわからない
健康食品は形状的には医薬品と同じ錠剤だと、医薬品と同じタイミングで摂ってしまいがちです。同じタイミングというのは一般的には食後ですが、そのほかに食前、食中、食間というタイミングがあります。言葉の意味がわからなくて、冗談のようなことも起こります。 食間というのは食事と食事の間の、いわゆる空腹時なのですが、食事の途中で箸を置いて、薬を飲んでから再び食べるということをしていた人がいます。この摂取は
脂肪代謝促進研究38 吸収阻害よりも代謝促進
ダイエットを目的としたサプリメントには、脂肪の分解を阻害するもの、脂肪の吸収を阻害するもの、脂肪の分解を促進するもの、脂肪の代謝を促進するものなどがあります。最も種類が多く、有効性の研究が進んでいるのは脂肪の分解阻害のタイプです。 脂肪は分解されてから吸収されるので、分解されなければ吸収もされないことになります。そのために吸収阻害のサプリメントに人気が集まっています。難消化性デキストリンが、
Diet Designer26 急にやせるとシワができる
内臓脂肪が増えても、お腹が出てくるという感じで、皮下脂肪が大きく増えることはありません。太ったという体型は、皮下脂肪が増えて、その皮下脂肪が指先でつまめるという感じではなくて、つかめるというレベルまで増えてきたことをイメージさせます。 ダイエットに取り組んで、体脂肪が徐々に減ってきたときには、外見的に目立っている皮下脂肪から減ってくれればよいのですが、残念ながら皮下脂肪から減るようなことはあ
ツイン・ウォーク11 目的に合った歩き方
歩き始めたときには、細胞のミトコンドリア内でエネルギー源としてブドウ糖が多く代謝されます。これはブドウ糖が、すぐにエネルギー化しやすい性質のエネルギー源となっているからです。 ブドウ糖が中心に代謝しているのは10~15分間ほどで、それ以降は脂肪代謝が中心へと切り換わります。この身体の仕組みから、ブドウ糖を積極的に代謝させて血糖値を下げたいときと、脂肪酸を積極的に代謝させて中性脂肪値を下げたい
発達支援推進5 自治体と住民の協働で進める発達障害児の支援
発達障害者と発達障害児への支援は住民の責務であるということを認識して、そのような取り組みをしようと考え、国や自治体にアプローチしても、なかなか応えてくれないと感じている人も少なくないはずです。 自治体の理解が得られたとしても、関係する機関が期待どおりに動いてくれないために、歩みが鈍いと感じさせられることもあります。 この点について、発達障害者支援法の第二条の二では続けて、以下のように示
発達栄養講習15 セロトニン減少の影響
自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害では、行動的な特徴が異なることから、神経伝達が異なるように思われがちですが、自律神経の調整に着目すると共通性が見られます。自律神経は興奮系の交感神経と抑制系の副交感神経があり、一方が盛んに働くともう一方が抑えられるという拮抗した関係となっています。 自律神経の働きはホルモンや神経伝達物質によって影響が与えられ、中でも幸せホルモンとも呼ばれるセロトニ
あくまでも噂話89「健康ウォーキング」
ウォーキングの総本山といえ日本ウオーキング協会で、過去に主導権争いが何度かあったのは、ここを押さえれば“勝利は間違いなし”という存在だったからです。都道府県単位に協会(例えば岡山県ウオーキング協会)があり、その下に地域協会(例えば岡山徒歩の会)があって完全なピラミッド化が構成されています。一時期不祥事があり、「日本ウオーキング協会 不祥事」で検索すれば何があったのかわかります。 その不祥事で