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Diet Designer23 身体の変化に敏感であれ

ダイエットをするときには、体重の増減に注目しがちで、他の変化に気がつかないこともあります。他の変化といっても、体脂肪の量や体脂肪率に気がつくのは難しいという人も少なくありません。 これらの測定数値は、体組成計で測定しないことにはわからないかもしれませんが、体脂肪が減ってきたときには身体の動きがスムーズにいくようになります。そのことは、よほど敏感な人にしかわからないことかもしれません。


脂肪代謝促進研究21 エネルギー代謝に必要な栄養成分

エネルギー代謝に関わるサプリメントは、いわゆるダイエット系のものと考えられがちですが、メディカルダイエットでは全身の細胞で産生されるエネルギーを効率よく発生させ、そのエネルギーを身体や脳の活動のために当てるために用いています。 エネルギー代謝に関わる初めの成分は、細胞内のエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアにエネルギー源の糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)を取り込む作用をするα‐リポ酸、


健康情報共有22 1食を抜くと食後血糖値が上昇する理由

食事を1食抜いたら、摂取される糖質が減るので、血糖値が上昇しにくくなるはずですが、逆に血糖値が上昇します。特に上昇しやすいのは食後血糖値で、食事をしたあとに血糖値を測定すると糖尿病並みの高血糖になっていることがあります。食後といっても“食直後”ではなくて、最も血糖値が上昇する時間帯の食後2時間後を指しています。 1食を抜くと、空腹状態になって、すぐに重要なエネルギー源であるブドウ糖を早く吸収


あくまでも噂話86「健康運動指導士の更新教育」

公益財団法人日本健康スポーツ連盟は厚生労働大臣認定運動型健康増進施設の実態調査と指導をする唯一の団体ですが、それだけでなく、運動型健康増進施設に必ず配置さければならない健康運動指導士の認定もすることで話は進んでいました。ところが、法人が設立される段階になって、急に健康運動指導士の認定団体が他に作られることになりました。 天下り団体ではないかとの話が出たこともありましたが、健康運動指導士は運動


健康・火の用心6 病名がつかないと医薬品は使えない

医薬品は病気を治療するために使われるものです。検査をして、病名がつくことで初めて使えるわけで、検査をしても数値が病気の範囲まで達していなければ、医師に訴えても医薬品を出してもらうことはできません。そのために、血圧が高め、血糖値が高めという人は、その効果が期待される健康食品を使うことになります。 健康食品を使うことによって改善されればよいものの、状態が進んでしまい、医薬品を使う段階になったとき


講習NAVI24 サプリメント講習のきっかけ

一般には“サプリメント”と表現していても、講習をするときには健康食品全体を含めています。受講する人の多くにも、講習して使う人の多くにも、サプリメントを法律的な分類のサプリメント(栄養機能食品)とは認識していないからです。 栄養機能食品は、特定の栄養成分の補給のために利用される食品のことで、通常の食事では不足する栄養素を摂るために使われるものです。その範囲となる成分はビタミン13種類、ミネラル


エネルギー代謝43 メディカルは“療法”を指している

ダイエットは食事療法、運動療法を意味すると前回紹介しましたが、ダイエットが“やせる”という意味だというイメージしている人には“療法”という言葉は抵抗があります。病気の予防・改善の有無ではなくて、余計な体脂肪が減ってスリムになればよいと考える人に、私たちが研究してきた生活習慣病対策としてのダイエットの話をしても、なかなか通じないということがありました。 そこで私たちは、一般にイメージされるダイ


脂肪代謝促進研究20 健康食品は弱い薬と同じなのか

健康食品のことを医薬品と同じように考える人がいたり、医薬品を弱めたものと考える人もいます。健康食品は法律的には食品で、特定保健用食品、機能性表示食品は身体に与える機能の一部だけを表示することは許可されているものの、それは血糖値の上昇をゆるやかにする、血圧を抑制するといった科学的に裏付けられている結果であって、高血圧症や糖尿病などの病気を治すというものではありません。 それでも医薬品を使わずに


健康情報共有21 塩分は高血圧の原因とは限らない

塩分で血圧が上昇するのは、食塩感受性が影響しています。人間の身体にはナトリウム濃度を一定に保つ仕組みがあり、ナトリウム濃度が高くなると腎臓から排出して、逆にナトリウム濃度が低くなると腎臓でナトリウムが再吸収されます。 食塩感受性がある人はナトリウムの排出の機能が障害を受けやすくなっています。食塩感受性が高いと、塩分を多く摂ることによって腎臓の交感神経の働きが促進されて、ナトリウムの排出が抑制


発達栄養75 精神的なショックで牛乳が飲めないこともある

牛乳が苦手だという子どもは、色や味、喉の通り方といった五感に関する理由で飲めない、飲めなくなったということがありますが、そのほかにも五感とは違った感覚のために飲めないことがあります。その中で多いのは、牛が怖いから、臭いで嫌な思い出があるからということです。 この記憶のために、感覚過敏の反応が強く現れることもあります。牛の絵を見ただけで嫌な思い出が蘇り、牛乳は飲めてもパッケージに牛が描かれてい