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ポストコロナ「急いで回れ」4
新型コロナウイルス感染症のような医療崩壊を覚悟しなければならない状況が来る、ずっと前のこと、厚生労働省の主導で行われた運動関係の団体の面々が顔を合わせる場で、当時の担当者が口にした「健康な患者を増やす」という言葉と、「元気な要介護者を増やす」という言葉を、今でも思い出します。 患者というと健康ではない人という印象ですが、新型コロナウイルス感染症で病院に入院した人が、命の選択(トリアージュ)をされ
サプリ概論82 ビタミンの摂取量11
ナイアシンは水溶性ビタミンで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。多くの量を摂っても体内では長くは保持されないものの、体内で合成されるので比較的不足しにくくなっています。しかし、肉類、魚介類、きのこ類、穀類に多く含まれることから、これらが不足している場合にはサプリメントでの補給も必要となります。ただし、耐容上限量が定められていて、過剰症が起こるため、これを超える量の摂取は控えるべきです。1日に摂
健康ウォーキング23 肝機能対策のウォーキング2
血流が低下すると酵素の働きも低下して、肝機能も低下しかねないわけですが、現代人は運動不足で、手足の冷えを訴える人も多くなっています。 血液の温度は身体が冷える人も、そうでない人も大きな差はありません。それなのに冷えを感じるのは、温かい血液が早く巡っていないために皮膚からの放熱に追いつかないからであり、冷え性の人は冷えを感じる手足や腹部だけでなく、肝臓の血流量も少なくなっています。 脂肪肝の予防
学習障害184 喜んで通いたくなる学習の場
学習障害の子どもたちの塾には、自分から行きたいといって入塾する子どもは多くはありません。中学生くらいまでは親が入塾を決め、仕方がないという気持ちのまま通っている子どもも多く、送り迎えを親がして、行きたくない気分の日であっても連れてこられてしまうということもあります。 その子どもが、どんな気持ちで通っているのか、塾での学習を楽しいと思っているのかということは、なかなか気持ちを打ち明けてくれない発達
ポストコロナ「急いで回れ」3
新型コロナウイルスの感染拡大で、国民の意識が大きく変わっているはずなのに、国が出す情報は以前の常識のまま、過去の報告書に従っているというのが今の状態です。 厚生労働省の厚生労働白書(令和2年版)では、2040年には全労働人口のうち20%が医療と福祉で働く人材になると推計しています。それだけ超高齢社会が急速に進んでいて、それだけの人材がいないことには対応できなくなるということを示しています。 し
年齢を重ねると昔のことは思い出せるメカニズム
年寄りになった証拠とされることに、昔のことばかり話をする、昔のことはよく覚えているのに最近のことは思い出せなくなるということがあげられます。その状態が進んでいくと、さっき食べたばかりの食の内容がわからない、食事をしたことも覚えていないという状態になって、ここまで進むと認知症と指摘されても仕方がありません。 高齢になると記憶力が低下していくと言われるのですが、記憶力には以前に覚えたことを記憶として
健康ウォーキング22 肝機能対策のウォーキング1
肝機能が低下した場合には、肝臓を休めて機能を回復させることが一番とされるので、運動よりも、まずは体を休めることが必要になります。ところが、肝機能の低下の原因が脂肪肝であった場合には、むしろ運動をして、肝臓にたまった脂肪を減らすことで肝機能を改善することができます。 正常な状態では肝臓の中には3~5%の中性脂肪が含まれています。肝臓には体内で余分となった脂肪を蓄積する働きがあって、血液中の中性脂肪
発達栄養学184 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校4
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *調理に必要な材料の分量や手順については、必要な分量は、一人分の量から考えて、およその量がわかるようにします。また、食品をおいしく調理するためには、材料や調味料を正しく計量して用いるようにし、計量スプーン、計量カップ、はかりなど
ポストコロナ「急いで回れ」2
コロナ禍での健康度の低下の原因は複数ある中で、外出自粛の運動不足が最も大きな影響を与えていると考えられています。その解消のために何をすればよいのかということについては、この連続コラムの中で触れていきますが、外出自粛は歩く時間が減っただけでなく、病院に行く機会も減りました。通院患者の数を見ると、コロナ前に比べて20%ほども減少しました。どうしても病院に行かなければならない人はコロナ禍であっても通院を
記念日10月12日〜18日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月12日 日本豆乳協会が豆(10)乳(12)の語呂合わせで「豆乳の日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。 10月13日 日本血栓止血学会が血栓症の言葉を作ったドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョウの誕生日の1821年10月13日にちなんで「世界血栓症デー」と制定。全国豆類振興会が陰暦の9月13日は十三夜の名月に丸い豆をそなえる豆名月