最新情報
学習障害182 教科書を使って苦手をクリア
学校での教科に馴染めないのは、教室の雰囲気や教師の教え方なども原因となっていますが、もう一つ原因となっていることに教科書があげられます。教科書は全員が一緒に学び、充分に理解できるように作られています。ある特定の子どもに適したものではなくて、平均的な内容がクリアされていて、その理解の上に次のステップに進むことができるように構成されています。 それだけに、どこかでつまずいてしまうと、そこから先に進む
ポストコロナ「端より談合」3
企画提案のプロポーザルを実施するときには、私どものような役割をする団体が必要で、東京の活動を主としていたときには、霞が関の関係先から一般の公表の前にプロポーザルの内容を聞かされて、準備をすることを示されていました。これは私どもに仕事を取らせようという談合システムではなくて、完全な“当て馬”でした。 当て馬というのは業界によって意味するところが違っていて、契約先が決まっているのに競争をして獲得した
健康ウォーキングを資格認定から始める理由
日本ウオーキング協会を例として組織体制について前回、考えてきましたが、健康ウォーキングを実践する団体は、これまでと違った考え方で組織化することとしました。 日本健康ウォーキング連盟の活動体制は、見た目は日本健康ウォーキング連盟を頂点として都道府県の健康ウォーキング連盟、その下に市区町村団体(例:健康ウォーキングおかやま)がある形としていますが、運営的には市区町村団体が都道府県健康ウォーキング連盟
健康ウォーキング18 血糖対策のウォーキング1
運動を始めると、細胞の中ではエネルギー不足の状態が起こります。これを解消するために、できるだけ多くのエネルギーを作り出そうとして細胞のミトコンドリアの中でATP(アデノシン三リン酸)がリンを二つ代謝させてAMP(アデノシン一リン酸)に変化してエネルギーが作り出されます。細胞内にAMPが多くなると、エネルギーの枯渇状態を感知してAMP(アデノシン一リン酸)キナーゼという酵素が活性化します。このAMP
発達栄養学182 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校3
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (3)栄養を考えた食事 ア 次のような知識を身に付けること。 (ア)体に必要な栄養素の種類と主な働きについて理解すること。 (イ)食品の栄養的な特徴がわかり、料理や食品を組み合わせてとる必要があることを理解すること。 (
ポストコロナ「端より談合」2
談合をするつもりなどまったくなかったのに、談合に巻き込まれることはあります。具体的なことを書きすぎると、どの自治体のことを言っているのか、誰を談合の首謀者と言っているのかがわかってしまうことになるので、そこのところはぼかした表現にさせてもらいます。 新型コロナウイルス感染症が広まりつつあった2019年末のこと、感染拡大まではいかないだろうという今にしてみたら、とんでもなく甘いことを考える人のほう
サプリ概論79 ビタミンの摂取量8
ビタミンB₁は水溶性ビタミンで、多くの量を摂っても体内では長くは保持されず、その多くはエネルギー代謝で使われることから毎日摂る必要があります。ビタミンB₁の保持時間は24時間ほどであるので、1日に1回の摂取でも充分な量であれば不足することはありません。1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミンB₁の男性の推奨量は年齢によって異なります。
健康ウォーキング17 血圧対策のウォーキング
血圧が上昇する原因は複数ありますが、内臓脂肪の蓄積によっても上昇します。内臓脂肪が蓄積すると悪玉の生理活性物質のアンジオテンシノーゲンが分泌されます。この生理活性物質はインスリン抵抗性を引き起こして血糖値を上昇させることが知られていますが、それと同時に血管を収縮させ、さらに血液中の塩分濃度を高めるために、血圧を上昇させます。 肥満になると、血管の外側にある脂肪細胞が膨らむことになり、血管が圧迫さ
学習障害181 女性は脳梁の大きさが記憶力を高めている
発達障害は男女差が大きく、これまでの調査では男性は女性の2.4倍の人数とされています。発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害に大きく分けられていて、発達障害のうち半分ほどが学習障害となっています。学習障害は単独で起こるものではなく、自閉症スペクトラム障害でも注意欠陥・多動性障害でも学習に障害がみられます。また、発達障害だけでなく、グレーゾーンと呼ばれる子どもの中にも、発達
ポストコロナ「端より談合」1
目的として掲げていることは、実は見せかけであって、その裏には本音が隠れていることを指す諺(ことわざ)はいくつかあるのですが、「花より団子」も、その一つです。花を愛でる風流よりも花見団子を食べる実益、外観よりも実質を重んじることを指しています。実益ばかりを求める人を批判して使われることも多く、団子を食べるというのも言い訳であって、実際には酒と宴会料理のほうが目的という人も多いようです。 今回の「端