最新情報

発達障害サポーター5 講習内容の範囲

厚生労働省が養成している認知症サポーターは1300万人を超えていて、社会の理解は相当に進んでいると考えられます。その理解の上に、さまざまな支援が行われています。介護制度だけでなく、認知症を予防するための方法も各分野で研究・実施されています。社会的な理解があって、社会的に支えるための方法が次々と提言されていけば、安心して生活することもできるかもしれません。 そのための活動として、日本メディカルダイ


発達障害サポーター4 サポーターのひな形

発達障害を理解するための講習は、認知症サポーターをひな形(モデル)にしています。認知症サポーターは厚生労働省が主導して実施しているもので、認知症に対する正しい知識と理解を持って、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けをする人を指していて、全国で養成講習が実施されています。 認知症サポーターとして期待されていることとして、次の5つがあげられています。 1.認知症に対して正しく理解し


発達障害サポーター3 学習障害の理解

発達障害は大きく3つがあげられています。それは自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害です。これまで発達障害児を理解するための講習というと、目立ちやすい自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害が中心となっていて、学習障害は講習時間もテキストの枚数も少なくなっていました。 学習障害は識字障害、書字障害、算数障害に大きく分けられています。識字は読むこと、書字は書くこと、算数は計算す


発達障害サポーター2 社会的障壁への対応

発達障害の理解が重要であるというのは、理解しないままの対応は発達障害がある人たちを苦しめるだけでなく、これが社会的な問題にもなりかねないからです。すでに社会的な問題を起こしている場面も多々あります。 発達障害はすべての子どものうち10%ほどに発現していますが、その10%の子どもを発達障害児としているのは法律的には間違いといえます。その法律は発達障害者の支援を目的とした発達障害者支援法を指していま


発達障害サポーター1 先に始めるのは発達障害児の理解

発達障害はすべての子どものうち10%ほどに発現することが知られています。発達障害が子どもにだけの特有のものであれば、年齢を重ねるにつれて発現数は減っていくことになるのですが、発達障害は脳の機能にみられる障害であることには間違いがなくて、その特性は成人以降にも続いています。 だから、子どもに対する発達障害支援と同じように、成人以降の発達障害支援もするべきであるはずです。しかし、発達障害児(18歳未


四字熟語でコロナ後を考える4「一機一遊」

新型コロナウイルスの感染確認者の増減に「一喜一憂」させられる期間が2年以上も続くと、感染者が減って客足が戻ってきても、これは喜ぶべきことなのか、疑問を抱きながら少しだけ喜び、その裏では次の憂いに備えておくという、あまり嬉しくないことに時間を費やされてきました。 本来なら感染確認が減ったときには外出できる喜び、健康になるために身体を存分に動かすということをしたかったのですが、どこかに憂いの気持ちが


Medical Diet30 タバコで太りにくくなる理由

喫煙とダイエットの関係についての項目もメディカルダイエットの講習では扱いたいのですが、提携先から「健康にダイエットしようとする人がタバコを吸っているわけがないから必要ない」ということを言われて、省くことがあります。私たちが目指しているのは、学んだ人のためだけでなく、その人からダイエット情報を伝えられる人のことも考えているので、その伝えられる人の中には喫煙している人もいるはずです。 ダイエット指導


学習支援32 勘違いされやすいアーレンシンドローム2

アーレンシンドロームは光の感受性が強いことから日光や照明が苦手で、特に青い光のブルーライトのLEDの光を強く感じ、非常に不快な気分にされます。テレビ、パソコン、スマートフォンの画面もLEDの光であるため、操作だけでなく、テレビを正面から見ることもできない人もいます。 アーレンシンドロームのために集中することができず、注意欠陥・多動性障害と勘違いされることもあります。 めまいやイライラ、不安、疲


発達障害の栄養特性の知識を有しての支援

学習障害児の理解を進めて、社会的障壁をなくしていくための活動は、発達障害の特性や学習障害の特性を知ってもらうというのが通常の内容となります。もちろん、それは、どのような講習をするにしても必要なことですが、それで終わってしまったら、ただ学んだだけ、学んで知っただけ、発達障害であることで差別があってはいけないことを理解しただけで終わりかねません。 学習障害の支援の専門的なところは教育の専門家に任せて


社会的障壁解消の活動で学習障害支援

学習障害は三大発達障害(自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害)の一つとなっていますが、学習障害と診断された人だけに学習の困難さがあるわけではありません。自閉症スペクトラム障害にも注意欠陥・多動性障害にも、そして診断基準に達していないグレーゾーンの人でも学習に困難さを抱えている人は少なくありません。 その支援のためには、学習障害児専門の学習塾、通常の学習塾の特別教室、放課後等デイ