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発達栄養学167 理科教科での食に関する指導・小学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは理科の各学年の食に関連する内容を、前回に続いて紹介します。 〔実践事例〕 ①単元名 「生物と環境」 ②目標 *生物と水、空気および食べ物との関わりに着目して、それらを多面的に調べる活動を通して、生物と持続可能な環境との関わりについて理解を図り、観察、実験などに関する技能を身に付ける。 *


ポストコロナ「溺れる者は久しからず」2

海で溺れる人は、勝手に海に一人で泳ぎ出して、勝手に溺れるのであったら、これは表現が合っているかどうかわからないのですが、特に問題なしと考えることができます。ところが、海に泳ぎ出すように誘っておいて、自分が溺れそうになったら、一緒に泳いでいる人につかまって、その人まで溺れさせるようなことをする人がいます。これが一人や二人であったら、それほど自分が巻き込まれるようなことはないのでしょうが、無理をして大


サプリ概論55 活性酸素に作用する素材5

抗酸化作用のある素材の紹介の第3回です。 カシスは黒スグリ、黒房スグリ、ブラックカラントとも呼ばれる北ヨーロッパからアジアの寒冷地に生育するユキノシタ科の潅木で、そのベリー類の実が使用されます。抗酸化作用がある青色色素のアントシアニンが豊富で、黒く見えるほどにポリフェノールが多く、その量はブルーベリーの3~4倍にも達しています。眼疲労の軽減、眼の毛様体筋の緊張の軽減による近視の抑制、眼の末梢血管


次世代に「記念日」を残そう15

記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、7月の語呂合わせ記念日(1回目)を紹介します。 7月2日 北海道米販売拡大委員会がブランド米ななつぼしの全国普及を目指して、なな(7)つ(2)ぼしの語呂合わせで「北海道米ななつぼしの日」と制定。 7月3日 向井珍味堂が七(7)味(3)の語呂合わせで「七味の日」と制定。大塚製薬がオロナミンCのナミ(73


学習障害166 眼球が上手に動かせないことの影響

学習障害児の特性の一つに、文字を読むときに頭を動かすことがあります。目を動かしていないわけではなくて、広い範囲の文字を読むために眼球を動かす範囲が狭いために、どうしても頭を左右に振って見るようになります。そのために目から入ってくる画像が安定せずに、目から入ってきた情報を全体的に捉えにくくなることがあります。 学習障害がある子どもの中には、視力に特に問題がなくて、よく見えているようでも、実際には、


ポストコロナ「溺れる者は久しからず」1

コロナ禍は人の考えも変えれば、社会体制も変えようとしています。社会体制は徐々に変わっていくものというのは、これまでの常識ですが、新型コロナウイルス感染の蔓延は、その常識も変えるかもしれないという不安が積み重なります。今回のコロナ後を考えるポストコロナのテーマは「溺れる者は久しからず」で、これは「奢れる者は久からず」をもじったものというだけでなく、「溺れる者は藁をも掴む」も合体させた言葉です。 「


記念日9月7日〜13日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 9月7日 パール社がク(9)リーナ(7)ーの語呂合わせで「クリーナーの日」と制定。毎月7日は「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)。 9月8日 日本リカバリー協会が休(9)養(8)の語呂合わせで「休養の日」と制定。丸善ジュンク堂書店が丸善の創業者の早矢仕有的が考案したハヤシライスにちなんで、早矢仕の誕生日を「ハヤシの日」と制定。お茶村(福岡県八女


サプリ概論54 活性酸素に作用する素材4

抗酸化作用のある素材の紹介の第2回です。 アントシアニンは紫色の抗酸化作用がある色素で、ブルーベリー、ビルベリー、アサイーベリー、ブドウなどに豊富に含まれています。アントシアニンは目の毛細血管、水晶体、網膜に届きやすく、眼精疲労などの軽減作用が認められています。また、強い抗酸化作用によって、目の老化抑制、目の血流の促進のほか、網膜の色素体である脳への信号物質であるロドプシンの再合成を促進して、視


「多角的に考えるために逆方向から見る」の教え

「地図を逆方向から見る」ということを初めて教えてくれたのは地政学を研究する大学教授で、その教授の初めての一般向けの書籍を手伝ってから、地図があったら逆さにして眺めるのが癖になってしまいました。講習会などで地図が出てきても逆向きになっているということに巡り合うことは長らくなかったのですが、防衛問題の研究会で講師を務めた参議院議員が地図をホワイトボードに逆さに貼りました。 日本の側から大陸を見たとき


発達栄養学166 理科教科での食に関する指導・小学校3

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは理科の各学年の食に関連する内容を、前回に続いて紹介します。 ◎第6学年 (ア)食に関する内容 B 生命・地球 (1)人の体のつくりと働き 人や他の動物について、体のつくりと呼吸、消化、排出および循環の働きに着目して、生命を維持する働きを多面的に調べる活動を通して、次の事項を身に付けることが