最新情報
発達障害は本当に脳の機能障害なのか
発達障害は障害ではなく、生まれつきの特性だと説明されています。障害であるなら、障害者の雇用が義務づけられている時代に、発達障害が就職で特別に不利になるようなことはないはずです。しかし、厚生労働省の見解では、生まれつきの特性に続いて、「生まれつき脳の一部の機能に障害がある」としています。脳の一部の機能の障害があっても、障害者ではないという全員が納得できるような説明はされていません。発達障害者支援法で
生活習慣病を予防・改善する歩き方
生活習慣病の高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)などは、歩くことによって血液中のブドウ糖や中性脂肪を減らすことによって予防と改善の結果が得られると言われます。そう言っているのはウォーキングを健康づくりにすすめる人だけでなく、医師や保健師など医学に関わる専門家も同じ認識で発言しています。ところが、実際に歩いてみても、なかなか検査数値が改
キノコが免疫を高める理由
免疫の話になると必ずと言ってよいほど出てくるのがキノコです。最近は「菌活」なる言葉もあって、キノコに含まれている多糖類のβ−グルカンが注目されています。なぜβ−グルカンが免疫を強化するのかというと、免疫細胞の栄養源(エサ)になっているからです。 細胞の栄養というと一般にはエネルギー源と呼ばれて、糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)が、それに該当します。β−グルカンは多糖類とい
発達障害と関連があるひきこもり
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。発達障害と関連性がある社会現象の中からひきこもりについて紹介します。 ひきこもりは、同じ場所にじっとしていて出てこないことを指す言葉ですが、社会問題化しているのは学校や仕事に行けずに家にこもり、家族以外とほとんど交流がない人の状況を指しています。厚生労働省は、この状態が6か月以上続いた場合をひき
歩いて夜間頻尿を改善
夜間頻尿は睡眠中に尿意を感じて目覚めてトイレに行くことをいいます。膀胱に多くの尿が溜まっていないのに尿意だけを感じているわけではなくて、この状態の人は実際に膀胱の中には尿が溜まっています。寝る前にトイレに行って、膀胱の中を空っぽにしておいても、寝る前に水分を摂らないようにしても、寝ている間に膀胱の中に尿が溜まっていきます。 これまで夜間頻尿というと、男性の場合には前立腺の肥大が原因だと言われてき
カテキンは菌に勝つだけで免疫には効果がないのか
カテキンは緑茶に含まれる抗酸化成分であるポリフェノールの一種で、“勝て菌”から命名されたと言われたことがあります。今でも、この説を信じ込んでいて、セミナーなどで話している講師もいます。しかし、カテキン(catechin)は、インドなどに自生しているアカシアのカチューという樹木から抽出された暗褐色のカテキュー(catechu)に由来しています。カテキューは暗褐色ですが、カテキンは無色です。 カテキ
発達障害と関連がある不登校
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。発達障害と関連性がある社会現象の中から不登校について紹介します。 不登校は一部の子どもだけの問題ではなく、多くの子どもたちが不登校となる可能性があります。習うこと、競うこと、試みられることを集団で行うのは子どもたちにとってストレスが高い状況です。人が生きていくためには、ある程度のレベルのストレス
歩いて脳機能対策
認知機能については、認知症患者は462万人(2012年統計)、その予備群である軽度認知障害患者は400万人と推定されています。これを合わせた862万人は65歳以上の4人に1人の割合となっています。認知症と軽度認知障害の患者は、高齢化が進む我が国においては増え続ける一方で、2025年には認知症患者は700万人、軽度認知障害は600万人を超えると推定されています。 軽度認知障害(MCI:Mind C
朝食を食べて免疫強化
1日に3食を食べるのは当然という考えは、今では古い常識になってしまったのか、厚生労働省の国民健康・栄養調査の結果を見ると、男性の15.0%、女性の10.2%が朝食で何も食べていないか、飲み物だけ、錠剤(サプリメント)だけという状況です。20代では男性は30.6%、女性は23.6%にもなっています。 1日に3食ではなくて、2食であっても1日に必要な栄養素が摂れていれば特に問題はないと考える人もいま
発達障害と関連があるいじめ・からかい
発達障害の特徴について、「発達障害者支援ハンドブック2020」で解説とともに問題点が指摘されています。発達障害と関連性がある社会現象の中から、前回の虐待に続いて、いじめとからかいについて紹介します。 不適切な関わりや暴力が特定の子どもに繰り返される点では、いじめやからかいは虐待と似た側面があります。発達障害児の目立ちがちな行動特徴は、いじめの絶好の対象となります。からかい(いじり)は、この特徴を