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食べるために働くのか、働くために食べるのか
グルメの人は健康よりも美味しさのほうが重要なようで、とにかく美味しいものを食べようとして、そのために頑張って働いているということを公言している人がいます。美味しいものを食べることはモチベーションを高めることで、仕事でも勉強でもやる気が起こります。もっと頑張ろうという気持ちになります。そういう前向きな気持ちで食事をすることは、食べたものを身体に取り込むためにも必要で、美味しいと感じて食べること、楽し
発達障害の感覚過敏の特徴その2
発達障害の自閉症スペクトラム障害で起こりやすい感覚過敏については前に味覚と触覚について紹介しましたが、それに続いて今回は視覚、聴覚、嗅覚の特徴について紹介していきます。 視覚過敏では、光や白いものをとてもまぶしがる、フラッシュを嫌がる、特定の色のものがとても苦手(黄色が苦手、緑色で落ち着く)、色の組み合わせでとても苦手なものがある、反射や回っているものをずっと注視している、人ごみなど動くものがた
急にやせさせないのはエネルギー代謝理論だから
メディカルダイエットという名前に魅(ひ)かれて、日本メディカルダイエット支援機構に問い合わせをしてきた人の中には、短期間で大幅に体重減少することを求める人がいます。その気持ちがわからないではないのですが、メディカルのダイエットは身体に無理をかけるものではなくて、的確に体脂肪を減らしていくことを目的としていることから、急に体脂肪を減らすようなことはしません。そのことを聞くと大半の人は帰ってしまうので
発達障害の感覚過敏の特徴がわかれば対応しやすい
発達障害の自閉症スペクトラム障害では、五感の反応が通常とは異なる特性があり、中でも感覚過敏は極端な偏食につながり、これが発達障害の改善にとってマイナスにもなっています。 偏食に直接的につながりやすいのは味覚過敏で、特定の味(酸味、苦味、渋味、辛味、塩味)をすごく嫌がる、味が違うことに敏感で決まったものをずっと食べる、味や食感が混じり合うことを嫌がる、特定の食感をとても嫌がる(ネバネバ、もちもち、
おいしさは味覚と嗅覚で発生する
鼻をつまんで食べると味覚が感じにくくなります。風邪をひいて鼻が詰まっていると味が感じないことは多くの人が経験していることです。おいしい味は、味覚だけで感じているわけではなく、これに嗅覚も加わって、本来の味覚として反応しています。嗅覚なしには味覚は成り立たないということです。 味覚は舌の味蕾の味細胞で味の成分をキャッチして、その情報が大脳皮質の島皮質へと伝えられています。嗅覚は鼻と脳の間にある嗅覚
発達障害の改善にセロトニンは役立つのか
セロトニンは神経伝達物質で、発達期のセロトニン摂取が自閉症スペクトラム障害の発症メカニズムに関与する可能性についての話題が提供されました。調べてみると、モデルマウスを使った実験の結果だったのですが、これまでにはない研究成果であることから、今後のヒト試験への期待も抱いて情報発信させてもらいました。 研究成果を発表したのは理化学研究所で、社会的コミュニケーション能力の欠如や繰り返し行動が特徴的な発達
卵は1日に何個までなら食べられるのか
血液検査を受けて、血液中のコレステロールの量が多いとコレステロールが多く含まれる食品は食べないようにしよう、コレステロールの量が多い卵は健康によいといっても控えるようにしよう、というふうに考えるかと思います。しかし、そのように摂取量に注意した食生活を送っていても、LDLコレステロール値は、なかなか下がってはくれないものです。というのは、血液中のコレステロールの量は食事の影響を強く受けてはいないから
軽度発達障害とは何だろうか
発達障害の話をするときに、軽度発達障害という言葉に遭遇することがあります。認知症の予備群は軽度認知障害と呼ばれていて、これと同じように発達障害の予備群と勘違いされることもあるのですが、軽度発達障害は今でいう発達障害の範疇にあるもので、現在は原則として使われない用語となっています。 発達障害は知能や障害には関係なく、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害に当てはまる状態がみられたと
コレステロールの上限値が200mgになったのか
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」が1月から使用されるようになって、この基準の変更的について取り上げるメディアが増えてきました。高齢社会への対応から栄養摂取の基準に関して高齢者の分類を変えたり、摂取すべき量を増やすということが行われましたが、大きな変更ではなかったことから、メディア受けするものではなかったようで、コレステロールについての記事と番組が目立ちました。 しかし、充分に理解
発達障害のグレーゾーンは予備群なのか
発達障害で使われるグレーゾーンは正式な診断名ではありません。グレーゾーンは生活習慣病においては診断域に達していないもののリスクが高い境界域を指していて、予備群とも呼ばれています。発達障害のグレーゾーンは、専門家によって発達障害の可能性を指摘されたものの、すべての診断基準を満たしていないことから確定的な診断ができない状態を指している通称です。 グレーゾーンの主な症状3パターンとしては、①調子が良い