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発達障害は一つの方法で改善ができるのか
発達障害は、どのような状態であるかという分類は明らかになっているものの、その原因となると、いまだに解明されていません。これまでの研究から、中枢神経系の何らかの原因、遺伝子や染色体の異常(ダウン症候群、レット症候群など)、妊娠中か生後7か月〜3年の環境、妊娠期の物質使用(アルコール、喫煙など)、妊娠期における感染症、未熟児出産などが指摘されているものの、確定的な原因もわからなければ、複数の原因の関わ
どんなふうに自分のことを呼べばいいのか
自分のことを指す一人称の代表といえば「私」でしょうが、これを“わたし”か“わたくし”と読みます。男性なら「僕」「俺」「自分」というのも多いでしょう。「おいら」というのは俺等の変化系で、東北に行くと「おら」が多くなります。何もドラゴンボールの孫悟空やクレヨンしんちゃんの野原しんのすけの専売特許(2人なのに変な表現?)ではないのです。この変化形で「うら」や「わ」「わー」も登場します。わではなく「あ」と
発達障害と間違われやすいアーレンシドローム2
アーレンシンドロームは視覚の過敏症と呼ばれていて、光の一部に対する感受性が高いために起こるものです。アーレンシンドロームの主症状は、光を眩しく感じるだけでなく、白い紙だけでも眩しくて文字が見えないということも起こります。 この光の感受性が強いことから日光や照明が苦手で、特に青い光のブルーライトのLEDの光が強く感じて、非常に不快な気分にされます。テレビもパソコンもスマホもLEDの光なので、操作だ
食べすぎたら翌日に量を減らせば大丈夫か
食べすぎてしまったら、その分を次か、その次の食事で減らせば調整ができて、体重が増えなくて済むというのは一般論としては正しいことです。中には、あまりに多くの量を食べたので、翌朝の食事は抜いてしまおうという発想をする人もいるはずですが、これは正しいこととは言えないようです。 摂取エネルギー量のことだけを考えるなら、今朝は何も食べないでおこう、飲み物だけにしようと考えることは仕方がないとしても、栄養素
発達障害の視覚過敏と勘違いされるアーレンシンドローム
発達障害の感覚過敏は自閉症スペクトラム障害に多くみられるもので、その一つの視覚障害は見え方が通常とは異なることから非常に困難を抱えています。知覚に占める視覚の割合は83%とされていて、視覚に問題があると、生活に大きな支障が起こってきます。 印刷物の文字は白い紙に描かれているのが一般的ですが、背景の白が輝いて見えたり、眩しく感じて、文字がよく見えないことに悩みを抱えている子どもがいます。そのような
食のユニバーサルデザインの“食”は何だろうか
障害の有無、年齢に関係なく安心して暮らすことができる共生社会の実現ために必要なものの一つとしてユニバーサルデザインがあげられます。食事に関してもユニバーサルデザインは必要ですが、これをキーワードとしてネット検索すると出てくる情報のほとんどがユニバーサルデザインフードです。これは介護食品でレトルトや冷凍食品の形状で、軟らかくて食べやすく、消化もよいものですが、高齢者や障害者のための食感や味付けではな
発達障害と間違われる要因は何なのか
発達障害は脳の発達と機能に関係することから、その日、その時の状況が機能にも影響を与えています。発達障害を認知症と比較してよいのか疑問もあるのですが、認知症の検査は1回だけでは見逃すこともあれば逆に誤って認知症と判断されてしまうこともあります。そのため、正確を期するためには複数回の検査、別の方法での検査による判定が必要になります。 これは試験としては乱暴な方法であることは承知をして、検査のあり方を
絵に描いたモチベーションにならない活動のために
ここのところWEBサイトの最新情報で、2本に1本は発達障害のことを書いています。それが2か月以上も続いていて、まだまだ続きそうなこともあって、日本メディカルダイエット支援機構はダイエットから発達障害に路線変更をしたのかと聞かれることが増えてきました。私たちとしては何も違和感を感じていないのですが、その説明をしないと勘違いされたままということもあるので、メディカルダイエットと発達支援の関係について書
こだわりがあるのは発達障害児だけじゃない
発達障害の自閉症スペクトラム障害は、独特のこだわりを持っています。“おたく”的なこだわりだけでなく、生き方そのもののこだわりがあって、指摘をして直そうとするものではなくて、その特性を活かしてあげることが大事だと考えています。こだわりがあり、それを達成することに喜びを感じて、またやりたい、続けていきたいという気持ちは得意なことを伸ばしてあげるには重要なこととなります。 こういったこだわりは、発達障
脳のエネルギー源はブドウ糖だけなのか
脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だということが知られています。全身の細胞はエネルギー源となるブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸を細胞膜から通過させて取り込み、細胞内のミトコンドリアでエネルギー化させるのが原則です。原則というのは、それ以外もあるということで、脳細胞だけはブドウ糖しか使うことができません。「使うことができない」という表現をすると、ブドウ糖も脂肪酸もアミノ酸も細胞に入っているのに使われないと勘