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プレバイオティクスと腸内環境の関係

腸内細菌の善玉菌を増やすために使われるのは乳酸菌などで、乳酸菌は善玉菌と似たような発酵を進めることから、善玉菌が増えたのと同じようになります。その生きている菌を入れてあげることはプロバイオティクスと呼ばれています。 善玉菌と同じようになるといっても、外から腸内に送り届けた乳酸菌は腸内では1〜2日ほどしか生きてはくれません。しかし、乳酸菌が生きている間に生成された物質によって腸内の酸性度を高めるこ


世界で一番小さなサプリメントのカプセル

コエンザイムQ10の研究が進んでも、1%だった吸収率の改善がみられなかった時期は長かったのですが、コエンザイムQ10を届ける“カプセル”の開発で状況は大きく変わりました。そのカプセルは、ソフトカプセルかハードカプセルかということではありません。初期のコエンザイムQ10の製品ではハードカプセルに入ったものがあり、ハードカプセルが胃液で溶けなかったために、その中に入っていたコエンザイムQ10が吸収され


コエンザイムQ10は期待どおりか

コエンザイムQ10が医薬品だけでなく、食品としても販売することが許可された2001年には、これで日本人の体質の弱点が解決できるものと喜びながら製品化と、それを使用した人の成果を期待して見守ったものでした。 コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリア内でエネルギー産生を行っているTCA回路を働かせる酵素をサポートする補酵素で、これが不足している日本人のエネルギー代謝が改善される可能性があったからです


高い健康食品なら中身が良いのか

“安かろう悪かろう”という言葉があります。今時は安くても良いものは数多くありますが、できるだけ身体に良いものを使いたいと願う人には、安いものは良くないという考えは強くあります。健康食品もその一つで、同じような中身のものであって価格が2倍以上も違っていたら、高いもののほうが良いと考えるのは当たり前のこととだと思います。 通信販売を例にすると、販売価格に占める商品代は30%、広告宣伝費が30%、送料


健康食品の相互作用の実際のところ

健康食品と医薬品の相互作用というと一番に出てくるのがイチョウ葉エキスです。イチョウ葉エキスの情報については、このサイトの「サプリメント事典」を見てもらえればと思いますが、イチョウ葉エキスには血液をサラサラ状態にして血流を促進する作用があることから、中性脂肪やLDLコレステロールの値が高い人が医薬品に頼らないで、なんとかしたいと考えて使うことが多くなっています。また、ドイツでは認知症の医薬品となって


健康食品と医薬品の危険な相互作用

健康食品・サプリメントの有効性だけでなく、危険性の情報も、このサイトの「サプリメント事典」には掲載しています。危険性といっても、有害物質が含まれているとか、不衛生な工場で作られているというような製品製造の話ではなく、素材そのものに含まれる成分の話です。これを聞くと、健康食品・サプリメントの成分が危険なのかと勘違いする人も出てきそうですが、機能性成分には何も問題はありません。 何も問題のない成分が


健康食品を摂って医薬品を減らす方法の是非

病院に行って医薬品を処方されるときに、医師から健康食品を摂らないように言われることがあります。その指示は、健康食品のことを、よく知っていて言っている場合もあれば、よく知らないまま言っている場合もあります。 例えば、血糖値を下げる作用がある医薬品を処方したときに、同じ働きがある健康食品を摂ると血糖値が下がりすぎるために健康食品の摂取を止めるように言う場合があります。医薬品と健康食品の飲み合わせ(相


多くの素材を使えば効くサプリメントになるのか

サプリメント製品は、一つの素材だけを使うものは少なく、特徴を出そうとする意向もあって、複数の素材を組み合わせたものが多くみられます。それぞれ特徴のある素材を組み合わせることで、すべての機能が発揮できるというようなイメージで販売されているのは、よくあることです。5つの素材を使えば、5つの機能があり、それを組み合わせた効果が得られるというようなイメージです。 一定の効果を得るためには、それなりの量が


ヒトケミカルに飲み合わせ問題はあるのか

サプリメントには医薬品との飲み合わせがあり、組み合わせによっては健康被害が起こる危険性があります。また、サプリメント同士の飲み合わせの問題もあります。健康によい成分であっても、もともと身体にはなかった成分が多く入ってくると、思わぬ反応は起こることもあります。 日本メディカルダイエット支援機構が研究に加わっているヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10はどうかというと、飲み合わ


サプリメントには飲み合わせがある

サプリメント・健康食品は、以前は飲み合わせという話は聞きませんでした。機能性成分が含まれていても、それほど多くはなかったということもあって、他のサプリメント・健康食品と一緒に摂ったときだけでなく、医薬品との飲み合わせもないという認識でした。 しかし、同じ種類の材料であっても栽培地や栽培時期、使用部位、加工法などによって使用される部位に含まれる成分は大きく異なっています。吸収率が高まる摂取タイミン