146 就寝前にシャワーで身体を温めて寝つきをよくする

入浴をダイエットに効果的に使うために夕食前の入浴とシャワー、夕食後のシャワーがすすめられていますが、身体を温めることは心地よい睡眠のためにも活用できます。睡眠は体温が徐々に下がっていくことで寝つきやすくなり、深い睡眠が得られるようになるのですが、入浴によって身体を温めると徐々に体温が下がっていき、その勢いを利用して寝つきやすくなります。
ただし、あまり体温が高い状態で布団に入ると、体温の下がり方がゆるやかになって、かえって寝つきが悪くなることにもなりかねません。身体の中まで温まると、冷めるのに時間がかかることになるので、シャワーだけにしておくと、熱めの温度であったとしても身体の中までは温まらなくなり、効果的に体温を下げていくことができるようになります。
冷え性で手足が冷えやすくて、寝つきが悪いという人には、足湯の活用がすすめられます。冷え性は身体は温かいのに手足が温まらず、冷えている感覚を常に自覚している状態です。自律神経の乱れから起こっている血流障害が冷え症です。冷え性は病気には扱われないのですが、冷え症は治療が必要とされます。
バスタブかバケツなどに足首がつかる程度のお湯を入れるが、温度は熱めの42℃を保つようにします。この中に足を10分ほどつけていると、末端の血管も血流がよくなって足だけでなく手先の冷えも解消されやすくなります。足湯の場合には、全身が温まりすぎて眠りにくくなることはありません。お湯の用意が面倒なら、膝から下に熱めの温度のシャワーをかける方法もあります。