日本メディカルダイエット支援機構が実施しているインターバルウォーキングに関する情報を紹介させてもらいます。
有酸素運動と無酸素運動を交互に行うインターバルトレーニングのうち、サーキットトレーニングは30秒間ずつ繰り返すことを基本としています。30秒間としているのは無酸素運動では30秒間を超えると疲労物質の乳酸が増えるため、30秒間で無酸素運動を終えて、乳酸の発生が少ない有酸素運動に切り替えるとしています。これはショートインターバルトレーニングと呼ばれています。
これよりも長い時間の無酸素運動を行うことによって乳酸が多くなっても、その後に長めの有酸素運動を行うことによって乳酸をエネルギー源として使うことができます。その特性を活かして、ミドルインターバルウォーキングを実施する場合には有酸素運動と無酸素運動のプログラムを設け、それに従った速度と負荷を調整するアクティブウォーキングを実施しています。
一般には「通常歩行20分→中強度歩行10分→通常歩行20分→中強度歩行10分→通常歩行20分」を1セットとして、体力や経験などに合わせて通常歩行の時間を調整しています。10分間の中強度歩行が負担となる場合には「通常歩行10分→中強度歩行5分→通常歩行10分→中強度歩行5分→通常歩行10分」を1セットとして1日に2セットを行うこととしています。これは1日に20分以上のウォーキングによって健康効果が高められることに沿って設けられたプログラムですが、実際に実施する場合には参加者の身体状況、経験、体力などによって調整するべきです。
乳酸はエネルギー源のブドウ糖が不完全燃焼した結果として発生しますが、無酸素運動であっても代謝成分(ヒトケミカル)を補うことによって完全燃焼に近づけて乳酸の発生を減らすことができます。有酸素運動によって乳酸を減らした分だけエネルギー物質が多く作られるようになり、それが活動や体熱などのエネルギーとなっていきます。これが健康づくりの大きなサポートとなります。