目の網膜の中心部の黄斑部が障害され、見えにくくなる病気で、失明の原因となり、患者数が増加しています。黄斑部は物を見るための視細胞が集まっている部位です。加齢によって起こる加齢黄斑変性症が最も多く、中心部が暗く見えにくくなる中心暗点、ゆがんで見える変視症、視力低下が主な症状です。太陽光の中の青い光によって網膜の外側の細胞が酸化することが大きな原因とされていますが、このほかに高血圧や喫煙も原因とされ、喫煙者は非喫煙者に比べて加齢黄斑変性症の危険度は2~4倍にもなるといわれます。
〔参照〕活性酸素、抗酸化物資、高血圧