最新情報

日々修行347 当たるコンサルタント

コンサルタントは確固たる信念があっても、それを押し付けようとしてはいけないと言われます。かといって相手に阿(おもね)ることがあっては、コンサルタントの本質からズレることになるという考えもあります。 阿るというところまでいかなくても、コンサルタント先に受け入れてもらいやすいように、工夫を凝らすのは普通にやられていることで、相手の気持ちを推しはかる忖度(そんたく)の範囲のことは気づかずにやってい


言い間違い29 的を得る

物事の要点を的確に捉えることを表現するのに「的を得る」という言葉と「的を射る」という言葉が使われることがあります。どちらが正しい使い方であるのか議論になることがあり、それは今も続いています。 的(まと)は弓や鉄砲の発射の目標とされるもので、その的に向かって矢や弾を放つことは「的を射る」というのは本来の使い方となります。 放った結果として矢や弾が的に命中することも指していて、そこから「的


食事摂取基準79 たんぱく質の機能12

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からたんぱく質の「耐容上限量の策定方法」を紹介します。 ◎耐容上限量の策定方法 たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取によって生じる健康被害を根拠に設定されなければなりません。最も関連が不快と考えられるのは、腎機能への影響です。 健康な者を対象として、たんぱく質摂取量を変えて腎


食事摂取基準78 たんぱく質の機能11

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からたんぱく質の「目安量の策定方法」の乳児の目安量を紹介します。 ◎目安量の策定方法 *乳児(目安量) 乳児のたんぱく質必要量は、成人の値を算出した窒素出納法から算定することができません。 ただし、離乳食を始める前の健康な乳児が健康な授乳婦から摂取する母乳は、乳児が健全に発育するのに


健康デザイン36 高齢化による介護の負担増

「2025年問題」は、全人口の30%以上が高齢者(65歳以上)となり、団塊の世代(約800万人)が75歳以上の後期高齢者となることを指していて、高齢者の介護にかかる費用と人材が、これまで以上に多く必要になる社会構造の大きな分岐点となります。 後期高齢者が多くなるということは、それだけ医療や介護に関わる人の負担が増えるということです。生涯医療費の半分は70歳以降にかかっていることが知られるよう


8月11日の記念日

「きのこの山の日」明治が、きのこの山のチョコレート部分を縦に並べると8に、クラッカーの部分を横に並べると11になることから制定。 「マッシュルームの日」ワキュウトレーディング(東京都町田市)が、日本で初めてマッシュルームの栽培に成功した森本彦三郎の誕生日(1886年8月11日)にちなんで制定。 毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協


日々修行346 卵焼きの味の境界線

日本テレビ系列の「秘密のケンミンSHOW」も、その後継番組の「秘密のケンミンSHOW極」も東京と大阪の味の違いは定番のネタで、中でも甘い味付けの卵焼きへは大阪府民の反応は味わいの特徴を示す絶好の話題となっています。 この卵焼きの味については、前身番組の「どっちの料理ショー」でも扱おうとしたことがあるのですが、食べる人の経験と好みが出て、それが評価につながることから“お蔵入り”になっていました


学習特性サポート78 IT分野の能力の求め

2021年3月30日の世界自閉症啓発デーに合わせて、民間シンクタンクの野村総合研究所が、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害を人材として活用できていないことによる経済損失が年間2兆3000億円になるとの推計を発表しました。 少子・高齢化が急速に進む我が国では、今後40年間で生産労働人口が約35%も減少すると推計されています。2020年の生産労働人口は7406万人ですが、これが2060


代謝科学10 肝臓の機能を高める代謝促進物質

エネルギー代謝は細胞の中のミトコンドリアで行われています。ミトコンドリアが多いほどエネルギー産生が多いわけですが、その数については一つの細胞に200〜3000個という説もあれば、300〜2000個という説もあります。どちらにしても、それとも違った数であったとしても臓器によって大きな差があります。 ミトコンドリアの数が多いのは筋肉、脳、肝臓、腎臓で、多くのエネルギーが必要なところでは数が多くな


健康デザイン35 医師の健康寿命

2024年4月は医療業界の大きな転換点の一つで、「医師の働き方改革」がスタートしました。 これまでの日本の医療は医師の長時間労働によって支えられてきましたが、医療ニーズの変化や医療の高度化、少子化による医療の担い手の減少が進む中で、医師個人の負担が、さらに増加するのは目に見えていることです。 医師が健康を維持して働き続けられるようにすることは、医師本人だけでなく、患者に提供される医療の