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日々修行264 通しで仕事をしない選択
仕事は「一本立ち」と「分業」に分けて考えるべきだということを初めて教えてくれたのは、大学生時代に教えを乞うていた文筆家の先生でした。今から50年も前のことです。 そのときの強い印象と奥深さが心に残っていて、それ以降に同様のことを経営論、ビジネス論として教えてあげようという調子で語ってくれた方もいたのですが、初めの印象を更新するほどの感激が得られることはありませんでした。 この間の50年
学習特性サポート37 感覚と運動系に課題がある場合の読み書きのアプローチ
発達障害によって感覚と運動系に課題がある場合には、自分の感覚や身体をうまくコントロールできないことに対する苛立ちがあります。それを理解して、できるだけ抵抗がない状態で活動に参加できるように支援する必要があります。 文の読みについては、全員で声をそろえて一斉に読む斉読では声を出しながら聞くということを身につけるようにします。また、個人読みの場合には、正確に読めるようになった短い部分を読ませて、
食事摂取基準33 食事改善の計画と実施2
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事改善の計画と実施の後半を紹介します。 耐容上限量を超えて摂取していている場合は、耐容上限量未満にする計画を立てます。耐容上限量を超えた摂取は避けるべきであり、それを超えて摂取していることが明らかになった場合は、問題を解決するために速やかに計画を立てて、実施します。 目標量の範囲外の量
食事摂取基準32 食事改善の計画と実施1
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目的に応じた活用上の留意点を説明しています。その中から食事改善の計画と実施を紹介します。 食事改善の計画と実施は、食事評価を行い、その結果に基づいて行うことが基本です。そのためには、対象とする個人の特性を十分に把握しておくことが重要となります。 ここでいう特性とは、性別、年齢、身体活動レベル、その他の主要な生活環境や生活習慣を指しています。
腸の健康づくり15 整腸薬と止瀉薬は腸に作用する
整腸薬・消化薬は、腸などに働きかけて、便の状態を正常にしたり、食べ物の栄養素の吸収を高める効果があります。 便は腸内に長くとどまっていると水分が吸収されすぎて、便が固くなって排出しにくくなります。整腸薬は、腸の機能に作用して便の水分状態を正常にするので、軽い便秘のときに向いています。 整腸薬には、生薬(ゲンノショウコなど)が主成分のものと、整腸生菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)が主成分の
腸の健康づくり14 健胃薬と制酸薬
胃腸薬には、総合胃腸薬のほかに、健胃薬、制酸薬、消化薬、整腸薬、止瀉薬などがあります。 総合胃腸薬は、食前・食後ともに胃が痛むときに適しています。総合の名のとおり、いろいろな痛みや不快感を感じるときに飲んで効果があるように、複数の薬剤が組み合わされて使われています。 健胃薬は、唾液の分泌を促したり、胃の機能を高める効果があるので、胃の調子が悪い、つまり胃の働きが低下したときに使用します
腸の健康づくり13 胃の症状は腸に直結する
胃と腸は構造的につながっていることから、胃の症状の変化が腸の症状を引き起こすなど、強い関連性があります。胃について知ることは、腸を理解するためにも大切なことです。また、胃に影響を与える胃腸薬については有効性だけでなく、誤った使い方をすると危険性があることも知っておきたいものです。 胃と腸はストレスなどによるダメージを受けやすい臓器です。精神的なストレスだけでなく、過労や喫煙などの身体的なスト
腸の健康づくり12 増殖環境を整えるプレバイオティクス
腸内環境を整えるための、もう一つの方法として注目されているのはプレバイオティクスです。これはプロバイオティクスが働きやすい環境に整える役目をするもので、糖質や乳製品などといった善玉菌のエサや食物繊維などが、それに当たります。 ビフィズス菌を増やすものとして知られているのはオリゴ糖です。オリゴ糖には、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルオリゴ
腸の健康づくり11 プロバイオティクスは腸内の援軍
腸の状態がよいことは健康づくりの基本です。腸は栄養素を吸収するとともに、40歳以降には全身の抵抗力を高める免疫のセンターともなっているので、腸の状態を整えることは重要となります。 その腸の健康を保つために、まず対処しなければならないのは、腸内細菌の善玉菌を増やすことです。腸内細菌は善玉菌と悪玉菌、そのほかに腸内環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなる日和見菌に分けられます。 腸内細菌の総数
腸の健康づくり10 便秘タイプに合わせた入浴法
自宅で便秘を解消できるタイプ別の入浴法があります。 弛緩性便秘と直腸性便秘では、腸の働きを活発にすることが大切なので、副交感神経の働きを高めるために、40℃前後のぬるめのお湯での入浴が適しています。 身体が充分に温まったら、お湯の中で腹部のおへそを中心に、右から左へ時計回りに「の」の字を書くように、手のひらでゆっくり5~10分間マッサージします。お湯の中で腹部をふくらませたり、へこま