フードロスならぬ“ダイエットロス”

フードロスは食べられる食品を廃棄することをいいますが、そのフードロスされる余って捨てられる運命にあった食品を有効に活用することが社会的に広がっています。フードロスの対策で一番よいのは料理をするときにロスがないようにすることで、さらに作ったものがすべて売れることですが、そうはいかないのが現実です。消費期限切れ寸前の食品を安いからといって出されても、それを食べ続けるのは勇気が必要ですが、賞味期限が近づいている食品は充分に食べられて、何の問題もないのに捨てるしかないという現実もあります。
例えば、食品業界には3分の2ルールというものがあります。販売期限は賞味期限の3分の2の時点までというもので、これを過ぎると返品されるというルールです。食品の賞味期限が1年間と書かれていて、それを越えても食べられるといっても、4か月が過ぎると納入した店からメーカーに返品されてきます。返品されたものは、このルールがない店に流すこともできるのですが、その場合でも3分の1ルールが普通で、あと4か月が経つと返品されてきます。こうして返品された食品は売るに売れない、もう捨てるときが来るのを待つだけということも少なくありません。
フードロスとなった食品は、自分の好みに合っていなくても価格を重視して買うということはあります。ところが、今回のテーマのダイエットロスは「自分に合っていない方法」で取り組んで、効果がないところに金を使ってしまうということを指していて、無駄な努力のために余計に時間と金を使っている人が少なくないのです。少なくないというよりもかなり多いのが現実で、最新の科学に裏付けられたダイエット法なら効果が出ないことはありません。もちろん、指示をした通りに実行してくれるのが条件となりますが、その効果があるダイエット法としてメディカルダイエットによる手法を私たちは提供しています。
効果があるといっても、個人の特徴に合っている必要があって、特徴に合っていれば効果が出る可能性が極めて高くなります。その特徴を知る方法としてすすめられているのは肥満遺伝子検査です。遺伝子検査をすると、食事でいえば糖を減らしたほうがよい人、脂肪を減らしたほうがよい人、糖と脂肪を減らさないといけない人、たんぱく質を多く摂る必要がある人、糖を減らしてたんぱく質を増やすべき人、脂肪を減らしてたんぱく質を増やすべき人、といったパターンがわかります。
遺伝子検査でわかったパターンに合った方法なら無駄がなく、無理もしないでダイエットを成功に近づけることができるわけです。
運動でいえば、有酸素運動が中心か、無酸素運動が中心か、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせか、それとも運動をしなくても食事の改善だけでダイエットできるのかが遺伝子検査でわかります。遺伝子タイプは一生涯変わらないので、どうせ検査をするなら早くやって、結果に基づいた効果のあるダイエット法に取り組むことをすすめているわけです。
早く自分の肥満タイプがわかり、何をすれば望んだような結果が出るのかがわかっていれば無駄がなくなるわけです。そして、メディカルダイエットが理論どおりの結果が出る正しいダイエット法であることがわかってもらえます。ということで、これから遺伝子検査の情報提供を進めていきます。