ポストコロナ「端より談合」4

談合をして、私どもの活動をストップさせ、横取りするようなことをした人は、自分たちが手がければもっとうまくいく、もっと稼げると思って実行したことなのでしょうが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、うまくいかなくなったどころか、大失敗になってしまいました。それを見て、失敗をあざ笑うのではなくて、それこそ他山の石、反面教師、人の振り見て我が振り直せ、人を以って鑑と為すという意識で対応すべきだと考えます。
それは談合をしていけない、ということではなくて、正しい談合、つまり先に相談をして、よい方向に進むようにしようという思いがある人だけが集まって決めていこうということです。コロナ禍を脱却するためには、コロナ禍を脱却したときには、大きくマイナスになってしまったことをV字回復させるために、考えを同じくする人が結集して、勢いよく前進していくべきです。
それを“談合”と呼ぶなら、「端より談合」こそが今すべきことであって、同業者だけでなく異業種の人たちとも集っていくべきです。
私どもがひどい目に遭わされた談合では、健康のためのウォーキングを実施しようとしていました。従来のウォーキング大会のように長く歩けばよい、多くの人が一緒に集まって歩くのがよいということではなくて、短い距離、短い時間でも健康効果が得られる歩き方をして、その成果によって医療費を削減して、地方経済を好転させようというもので、それこそ関係者が集っての実施を計画していました。
コロナ後の地域の健康度のV字回復のために実施しようとしていることが、以前の談合ではダメになり、その反省点が活かせるなら苦労は苦労ではなかったと思える日は近いようです。