活性酸素を消去する水素サプリメント

活性酸素は呼吸をするだけでも体内で発生するもので、呼吸で取り入れた酸素のうち2〜3%は活性酸素になるとされています。活性酸素は酸素の8電子のうちマイナス電子が1つ欠けているものです。酸素はプラスとマイナスの電子が4対あってバランスが取れていますが、マイナス電子が欠けると不安定になって、他のところからマイナス電子を奪って安定した形に戻ろうとします。マイナス電子を奪われたのが体内の細胞だと、細胞膜が破壊され、最終的には細胞の核が破壊されて、その細胞は活動を停止することになります。
活性酸素を消去するにはマイナス電子を与えればよいわけで、その働きをするのは抗酸化ビタミン(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE)、植物の色素(抗酸化成分)などがありますが、より効果が高い方法として水素の摂取がすすめられています。水素は原子番号1で、最も小さく、常温では気体となっています。これをカルシウムなどに閉じ込めることによってサプリメントの素材にすることができます。
水素にはマイナス電子がついていて、活性酸素にマイナス電子を与えて通常の酸素に戻してくれます。そのあとに水素(H)1個と酸素(O)2個が結びついてH₂O、つまり水になります。水素が活性酸素を消去するほど、体内で作られる水が増えて、その結果として汗や尿が増えることになります。これをもって水素の効果を確認することができるということが強調されています。
それならば活性酸素の心配をしなくてよいのではないかと考える人がいますが、活性酸素は生きている限りは体内で発生し続けます。2〜3%が活性酸素になるというのは、全身の細胞の中でエネルギー代謝が起こるときに一部が不完全燃焼になった結果として発生しています。そのほかにも分解・解毒などでも発生していて、発生原因としては過度な運動、紫外線、放射線、X線、農薬、食品添加物、薬剤、化学物質、ストレス、糖尿病など、活性酸素の発生を抑えることができる人はほとんどいないということです。