発達支援推進34 基本を知って正しい情報を選択

ネット時代を反映して、情報は溢れかえるほどあり、情報収集をするのも簡単になりました。情報は簡単に手に入っても、その中から正しい情報、自分に合った情報を探すのは、増える一方の情報の渦の中にあっては、かえって困難なことになりました。

何が本当の情報なのか、役が役立つ情報なのかがわかりにくくなり、検索サイトの中に、自分が知りたい情報の選び方を教えてくれる別の検索サイトが必要という声は、以前に増して増えてきています。

これは発達障害に関する情報でも同じことで、子どもと家族のこと、子どもの将来のことに関わるだけに、正しい情報だけを選択して、それを深掘りしたいと考えるのは当事者の保護者だけでなく、本来なら地域で発達障害を理解して支えていかなければならないすべての住民にとっても当然のことといえます。

正しい情報の収集について教えてくれる人は、今の時代だから数多くいます。自身が発達障害児の保護者で情報収集に苦労した方が示してくれる情報は信用度が高いものと判断されます。

しかし、発達障害は個人差が大きく、十人十色、百人百様では済まずに千差万別と考えなければならない状態です。その状態も成長につれて変化する、環境によって変化するといったことがあり、これが正しい方法と思ったことが急に通用しなくなることもあります。

これを私たちは野球のストライクゾーンにたとえて、ストライクゾーンが極めて狭く、さらに狭いストライクゾーンが変化して、どこに投げ込めばよいかわからない状態と説明しています。

わからないというのは、発達障害の全体像がわからず、発達障害によって起こる生活面での困難さ、特に食事面での困難さの解消法が伝わっていないからです。発達障害が医学的な障害ということであるなら、食事療法によって改善をはかることもできます。

それも含めて、発達障害の基本を知って、正しい情報を正しく選択して、正しく活かせるようにするための情報発信や講習が重要だと考えて、行動に移しています。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕