Age free岡山2 2025年に団塊の世代は全員が75歳以上

岡山県の人口(2023年1月)は約185万人で、全国民の1億2477万人に対して1.48%となっています。そのうち岡山市民は約72万人で、岡山県民に対して約38.9%の割合となっています。

高齢化率の全国平均(2022年)は29.1%ですが、岡山県は31.1%、岡山市は26.9%となっています。人口密集地の都市部の高齢化率が低いのは全国的な傾向で、関東圏、近畿圏の都市部は若者人口が多いからで、地方は全国平均よりも高齢化率が高くなっています。

日本の高齢化率の将来予測では2030年に31.2%とされているので、岡山県は全国平均よりも8年ほど先に進んでいることになります。岡山市の高齢化率は全国平均の2015年の割合と、ほぼ同じ状況です。まだ高齢化率が低いからといって安心していられる状況ではないということです。

岡山市の場合は、高齢者(65歳以上)は2020年に前期高齢者(65〜74歳)は約9万1000人、後期高齢者(75歳以上)は約9万8000人と、後期高齢者の数が前期高齢者の数を超えました。

全国的には2018年に前期高齢者の数と後期高齢者の数が逆転していますが、これは全国的な傾向とほぼ一致しているといえます。

岡山市の高齢者の割合は、2025年には前期高齢者が約7万9000人、後期高齢者が約11万6000人と推定されています。2025年は全国的には団塊の世代がすべて75歳以上となる年です。これ以降は、後期高齢者が急速に増えて、前期高齢者の立場が大きく変わります。それは前期高齢者が社会に支えられる側から、支える側になるということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕