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身体年齢測定7 筋肉量の加齢推移
筋肉は身体を支えるためにも活動をするにも、エネルギー代謝を高めるためにも重要な役割をしています。実年齢が進み、高齢になってくると筋肉量が減ってきます。運動をすれば筋肉の衰えを抑えることができると言われているものの、高齢者は運動の効果が現れにくいのは事実です。 “貯筋”という用語があって、筋肉は年齢を重ねると減る一方になるので、運動の効果があるうちに筋肉量を増やしておこうという考えを表していま
Supplement Design15 血管対策の飲み合わせ
サプリメント素材と医薬品の相互作用(飲み合わせ)で最も有名なものはイチョウ葉エキスとアスリピンの組み合わせです。 イチョウ葉エキスはドイツを初めとした各国で医薬品(認知症予防・改善など)として用いられていますが、血管の血小板を剥がすことで血管の中で大きな血栓が作られ、血栓によって血管が詰まって動脈硬化が発症するのを抑える作用があります。これによる血流の促進が認知症予防・改善につながると考えら
記念日6月21日〜30日
6月21日 「えびフライの日」味のちぬや(香川県三豊市)が海老の形が6に見えることとフ(2)ライ(1)の語呂合わせで制定。 「スパークリング日本酒の日」宝酒造が澪が2011年6月21日に発売されたことにちなんで制定。 「スナックの日」全日本菓子協会が夏至に正月の餅を固くして食べる歯固めの儀式があったことにちなんで制定。 「AGEについて考える日」AGE測定推進協会が夏至の日を制定。 「が
6月20日の記念日
「健康住宅の日」日本健康住宅協会がカビをはじめとして健康被害が懸念される梅雨の時期から制定。 「ペパーミントデー」北海道北見市まちづくり研究会が6月の北海道の爽やかさがペパーミント(ハッカ)をイメージさせることから、ハッカ(20日)の語呂合わせで制定。 毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス
素食のすすめ2 素食が意味すること
日本では「素食」と書いたら「粗食の間違いでないか」と言われかねないところですが、中国や台湾、中華系文化の国に行くとメニューで目にする普通の用語です。肉や魚を使っていない料理のことで、ベジタブルフーズを指しています。 五穀、木の実、野菜だけを食べるベジタリアン向けの菜食料理といったほうがわかりやすいかもしれません。 少しだけ詳しくいうと素食は仏教で禁じられている三厭と五葷の摂取をしないこ
そこが知りたい15 平均寿命と健康寿命その1
日本人は世界一の長生きというのは平均寿命を指していて、これは実際に何歳まで生きられたかということ、つまり死亡年齢の統計ではありません。平均寿命は、その年に誕生した0歳児が何歳まで生きられるかという推定値(希望値)であるということは前回(そこが知りたい14)紹介しました。 平均寿命は、その年に生まれた子どもが現在の社会環境、経済環境の中で何歳まで生きることができるかを示したもので、0歳児の平均
偽る脳力65 エネルギー物質はエネルギーではない
身体を動かすエネルギーは、全身の細胞の中にあるミトコンドリアで作り出されています。ミトコンドリアはエネルギー産生の小器官で、一つずつは小さな存在ですが、数が多くて、部位によって200〜2000個ものミトコンドリアが存在しています。 小さな存在ではあるものの、全身の細胞のミトコンドリアの重量を合わせると、全体重の10%にもなります。それくらい重要な器官であり、エネルギーが多く作り出されないと正
偽る脳力64 日本人は脂肪摂取で糖尿病になる
糖尿病は尿の中に糖が多く含まれることでも、血液中のブドウ糖の量が増えすぎることでもなく、ブドウ糖を全身の細胞に取り込んでエネルギー化する能力が低下することを指しています。ブドウ糖を細胞に取り込むために必要なホルモンがインスリンで、膵臓から分泌されています。 血液中のブドウ糖が多くなりすぎた高血糖状態が長く続くことによって、膵臓はインスリンを出し続けることになり、疲弊するとインスリンの分泌量が
偽る脳力63 脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖
全身に60兆個以上あるとされる細胞のエネルギー源は糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)で、それ以外のものはエネルギー源として使われることはありません。細胞の重量は1kgあたり1兆個とされているので、60兆個というのは体重が60kgの人の場合で、それよりも少ない人もいれば多い人もいます。 3種類のエネルギー源は“全身の細胞”と言われることが多いのですが、脳細胞だけはブドウ糖
偽る脳力62 糖質制限の偽り
「糖質制限」は制限という用語が使われているので、絶対に糖質を摂ってはいけないという意味ではないはずなのに、すべての糖質を避けるような指導をする専門家がいます。制限は、ここまでは許せるという限界点を決めて、その範囲内に収めることを指しています。糖質制限も同じ意味で使われて指導されていれば問題が起こるようなことはありません。 その本来の意味とは異なる指導をするのは医師が多く、栄養学を学んでいれば