最新情報

Medical Diet165 脂肪酸合成酵素とアルコール飲料

やせることに比べれば太るのは簡単だ、と言われます。ダイエットのための生活習慣と逆のことをすればよいのだから、と考える人もいますが、やせるのに必要な身体メカニズムと同様に、太るためにも活用すべき身体メカニズムがあります。 太りたくても太れない人もいます。食事量を増やしても、なかなか太らないこともあります。健康的に太るというと筋肉を増やすことが中心になりますが、そのためにはたんぱく質の摂取と筋肉


ツイン・ウォーク38 ノルディックウォーキングの歩行目安

『ノルディックエクササイズ&ノルディックウォーキング』(静岡大学 杉山康司教授)ではノルディックウォーキングの歩き方を4つにカテゴリーに分類しています。 カテゴリー1で使用する専用ポールはスキーのストックに似た形状をしていますが、舗装道路での使用を目的に開発され、先端にはゴム製のゴムパッドが取りつけられています。挿入型のストラップ形状のため、歩行時には手を離すことができない構造で、常にグリッ


発達支援推進35 子どもの対応マニュアルで抜けている発達障害

食事を中心とした発達支援を手がけていることから、どうしても食事に関する対応マニュアルが気になってしまうのですが、それ以外の子どもの生活への対応マニュアルを見ると、発達障害への視点が欠けていることに目が奪われます。 通常の方法をマニュアル化すると、該当者が多いところが手厚くなり、該当者が少ないものは個別に対応するということでマニュアルから省かれることもあります。 しかし、発達障害児は通常


健康食品 敵か味方か5 健康食品に関わるきっかけ

健康食品に関わることになったのは、健康食品を「敵だ」と考えている臨床栄養(端的にいうと入院患者の病院給食と通院患者の食事指導)の世界にいたことでした。敵視しているのは、患者に対して食事・栄養指導をしても、健康食品を摂っているからといって指導どおりにしない患者がいて、健康食品の人気が高まるにつれて言うことをきかない患者が増えてきたからです。 そんな状況の中、厚生労働省が健康食品の情報を正しく伝


健康あない人38 健康づくりの“情けは人のためならず”

「情けをかけることは、その人のためにならない」という意味で“情けは人のためならず”を使っている人がいます。「その人のためにはならないので、情けはかけるべきではない」という考えで、厳しく接するという指導者がいます。指導者の中には、学習から健康づくりまで、いろいろとあって、今のような甘やかされた生活に慣れた人には、あえて厳しく接することがよい、というようなリーダー論まで登場しています。 「その人


代謝と糖尿病22 糖化と老化のメカニズム

体内でアミノ酸とブドウ糖が結合すると褐色の色素が発生する糖化反応が起こります。糖化反応は、フランスの科学者メイラードがアミノ酸と還元糖を加熱することによって褐色の色素が生成されることを発見したことからメイラード反応とも呼ばれます。 1912年に発見されて以来、糖化反応は食品の加熱中に起こる着色、香りや風味の変化、栄養低下に関わることから、食品科学の世界で注目され、研究されてきました。


記念日3月1日〜10日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 3月1日 キユーピーが1925年3月にマヨネーズを製造販売したことと日本初(1)にちなんで「マヨネーズの日」と制定。キユーピーグループのデリア食品がマヨネーズの日に合わせて「マヨサラダの日」と制定。日本園芸農業協同組合連合会が熊本県のデコポンが東京青果市場で取り引きされた1991年3月1日にちなんで「デコポンの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(


健康食品の法規制5 法規制を逆手に取った広告

健康食品に関する規制のために正しい情報が伝えられず、販売に苦慮する企業は少なくありません。規制に従うなら、誰に適した商品なのか、どれだけ摂ればよいのか、いつ摂ればよいのかも伝えることができず、せっかくの製品の実力が発揮されないまま、消費者に有効性が判定されるということが起こっています。 機能性を述べて販売できるのは保健機能食品に分類される特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品の3種類だ


あくまでも噂話101「警察官の肩書き」

テレビドラマの影響もあって、警察官の階級は比較的わかりやすいと思います。 トップは警視総監ですが、これは警察組織のトップではなくて、東京都の警視庁のトップです。その下は警視監です。道府県は警察本部で、トップは警視監となっていて、道府県の警察本部には1人しかいません。警視監は警視庁では副総監、部長(刑事部長など)で、警察庁の次長、局長、審議官も警視監です。 これに続くのは「警視長→警視正


健康・火の用心47 他人のためを思っての行動

子どものときに親元を離れて、母の実家の寺で過ごしていたときのこと、玄関に脱がれていた草履をきちんと並べることを誰に言われるでもなく、当たり前のこととしてやっていました。 それは脱ぎ散らかされていることへの抵抗感や、きちんと並べることを誰かに褒められるということではなくて、初めに脱いで上がった人が整えていても、次々に来客があると、前の人の草履がズレることもあります。誰の草履かというと他の寺のお