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日々修行65 高齢福祉食と臨床栄養のマッチング
食事提供と栄養学のマッチングは病院給食から始まりましたが、私が所属していた民間の病院栄養管理研究所には、新規の案件として福祉給食のコンサルタントの依頼が舞い込むようになっていました。 一つの理由は、研究所の事務長(元職は日本栄養士会の事務局長)は東京都世田谷区の住人で、奥さんが区役所の近くで居酒屋を経営していて、その客の中に高齢者福祉としての配食(家庭への弁当配布)の担当者がいたことでした。
「昭和100年」9 固定電話の中身が変わる
連絡先として書類などに記入する電話番号は固定電話が当たり前の時代から、徐々に携帯電話を記入するようになり、今では携帯電話を記入する例も増えてきました。以前は役所に提出する書類には固定電話を書く必要があって、わざわざ固定電話も設置するということがありました。 ところが、今では役所の書類でも携帯電話が認められるようになりました。そして、今や通信の主役であった固定電話が設置されていないという家庭も
セカンドステージ29 誰のための身体年齢測定か
働く人の健康状態を的確に把握することは、企業や団体の経営者・運営者に強く求められることで、その把握した健康情報は企業・団体の健全な運営に役立てられてこそ、健康把握を実施した目的が達成されることになります。 定期的に実施される健康診断は、受診する人(働く人)にとっては個人の健康状態を知って、注意すべきことと改善すべきことを知って、それに取り組むきっかけとされるのは当然のことといえます。
11月2日の記念日
「いい血圧の日」カゴメが、いい(11)血圧(けつあつ=ツー)の語呂合わせで制定。 「習字の日」「書道の日」日本習字教育財団が、いい(11)文字(02)の語呂合わせで制定。 「北海道たまねぎの日」全道青果物取扱対策会議玉ねぎ取扱対策会議とホクレン農業協同組合連合会(北海道札幌市)が、いい(11)オニオン(02)の語呂合わせで制定。
日々修行64 霞が関も修行の場
私の臨床栄養の師匠の山本辰芳先生は、国立病院の栄養士・管理栄養士のトップにいたことから、厚生省、のちの厚生労働省(2001年に厚生省と労働省を統合して発足)と、民間と国の機関の垣根を超えた情報交流をさせてもらいました。その一部は、今でも続いています。 当時の厚生省の栄養部門の役人は国立病院の栄養士・管理栄養士の中から選ばれていました。今では、それ以外からの採用も行われていますが、山本先生の関
シン・日本人の体質10 すべての人によい健康法
金曜日の20時はテレビ業界ではゴールデンタイムと長らく言われてきました。今ではプライムタイム(看板番組)と呼ばれていますが、ゴールデンタイムは通常は視聴率が高い19時から22時を指していて、その中でも金曜日の20時から21時は看板中の看板の番組が放送されてきました。 黄金の時間帯の午後8時ということから「金八」とも呼ばれていたのですが、これをタイトルにつけた学園ドラマが1979年から2011
運動ガイド31 身体活動・運動を安全に行うためのポイント2
厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の「身体活動・運動を安全に行うためのポイント」の「新たに運動を開始するときの確認事項」を紹介します。 〔新たに運動を開始するときの確認事項〕 新たに運動を開始する場合には、①疾病の有無や状態、②実施者が何を行いたいのか・指導者が何を行わせたいのか、③普段の身体活動量(運動を含む)などを踏まえ、運動を開始して
運動ガイド30 身体活動・運動を安全に行うためのポイント1
厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の「身体活動・運動を安全に行うためのポイント」の「普段の健康管理」を紹介します。 〔普段の健康管理〕 運動時の安全対策を考える場合、普段からの健康管理が重要です。そのことを十分理解し、ご自身の身体の状態を知り、定期的な健康診断を受け、必要に応じて慢性疾患の管理のために通院することや、体重・体脂肪率・血圧・脈
11月1日の記念日
「すしの日」全国すし商環境衛生同業組合連合会が新米の時期で、魚の脂がのっておいしい時期であることから制定。 「紅茶の日」日本紅茶協会が1791年11月1日にロシアのエカテローナ2世から日本人で初めて大黒屋光太郎が茶会に招かれて紅茶を飲んだことにちなんで制定。 「低GIの日」日本Glycemic Index研究会がグリセミックインデックス(GI)の血糖値が上昇しにくい低GI値の普及のため
日々修行63 食器の彩りの大切さ
病院給食の最大の目的は、療養のための食事であるので、栄養的に満たされていて、おいしさを感じて出されたものの全部を食べてもらうことです。その目的を優先させるあまり、食器の重要さを忘れたようなことも起こりがちです。 ある大学病院の分院が新たに建設されることになり、入院患者数も多いことから食事も新たな取り組みをするということになって、私がよく知っている厨房設計の専門家が担当することになりました。