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健康食品 敵か味方か63 ミミズの酵素が脳血栓を防止する
ミミズを健康食品の素材に使われていると聞くと、あまりよい感じがしないどころか、いくら有効性があると強調されても摂りにくい、拒否したいという人もいます。しかし、ミミズが材料の健康食品はミミズを食べるのではなくて、ミミズの細胞の中にある酵素が使われています。 酵素は動物や植物の細胞の中にある生化学反応を起こすためのタンパク質で、酵素によって生化学反応が早く、強く起こっています。酵素なしには動物も
健康デザイン31 子どものための医科歯科連携
医科歯科連携は厚生労働省によって進められている医療の質を向上させる活動の一つで、患者に対して医科と歯科が協働することで総合的な治療を提供することを目指しています。 医科歯科連携による治療は栄養状態の改善、体調の早期回復、術後の合併症の予防、入院日数の削減、さらには医療費の抑制にもつながります。 歯周病菌は口腔内の問題だけでなく、心臓や脳の疾患の原因ともなり、誤嚥性肺炎肺炎や糖尿病、低体
タクティシャン2 “軍師”として再スタートの業界
今年(2023年)9月で、公的な任がすべて解かれることになり、これまで封印してきたこと、控えめにしてきたことを堂々とやれるようになりました。その中でも、求められても実施しにくかったのは健康食品・食品の法律アドバイスです。 法律アドバイスというのは効能効果に当たる表示のことで、「こんなことは言っても書いてもダメ」「これなら大丈夫」ということを販売会社などに対して指導することを指しています。
タクティシャン1 “晴耕雨読”からの転換
岡山に移住したのは、今から6年半前の2017年の4月でした。 東京での団体活動や業界指導、メディア対応などに比べれば、どれほど忙しい思いをしても自分にとっては“晴耕雨読”のようなものでした。 晴れの国・岡山での“晴耕”は、畑に出て耕作をしていたわけではなくて、東京では理論が中心だった子どもの支援、中でも発達障害児の支援の実践活動でした。発達障害児支援施設の中でも特別な医療スタッフによる
身体年齢52 腸年齢
身体年齢は身体の健康度や機能から実年齢との差を確認して、現状に即した健康づくりを実施することを目指しています。身体機能は全体的には若くても、それに対して“足を引っ張る”ようなことになる身体の状態があります。それは腸の状態です。 ○◯年齢という言葉は、脳年齢や肌年齢、関節年齢などがありますが、腸年齢というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。腸の状態は加齢によって機能が低下する傾向があり
Medical Diet199 プロバイオティクスとプレバイオティクス
腸内環境は腸内細菌の善玉菌が多くなることによって整えられていきます。その善玉菌と同じ役割をする微生物が含まれるものを食べることはプロバイオティクス(probiotics)と呼ばれています。 代表的なものは乳酸菌、ビフィズス菌ですが、乳酸菌もビフィズス菌も多くの種類があります。発酵食品に含まれる麹菌、納豆菌などもプロバイオティクスです。 プロバイオティクスを摂れば、そのまま腸内に定着して
Original Mind4「判断できるまで待つ覚悟」
分岐点に立たされて、どちらの選択をすべきかを迷ったときには、少しでも早く結論を出したいと考えるのは当然のことです。そして、結論に従って、即座に行動を起こそうとするのも、また当然のことです。 しかし、その結論と行動が、自分のマインド(精神性)と合致しているのか、それとも自分を捻じ曲げることになるのか、それによって起こすべきことが違ってきます。身に危険が迫ってきているときは別として、まだ結論を出
記念日10月1日〜10日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月1日 全日本酒造組合中央会が新米の酒造りが10月から始まり、酒造年度が10月1日から始まることから「日本酒の日」と制定。全日本コーヒー協会がコーヒー年度が10月1日から始まることから「コーヒーの日」と制定。伊藤園が豊臣秀吉の北野の大茶会の開催日にちなんで「日本茶の日」と制定。アサヒ飲料が10月1日を1001に見立てて、せんいちと読む語呂合わせ
Age free岡山47 コミュニケーション不足の解消
厚生労働省の厚生労働白書(厚生労働行政年次報告)の令和5年版では「つながり・支え合いのある地域共生社会」を掲げて、さまざまな調査データが発表されています。 つながり・支え合いが重視される背景には、新型コロナウイルス感染症による交流の低下があります。コロナ禍におけるコミュニケーションの変化としては「人と直接会ってコミュニケーションをとること」は69.2%が減ったと回答しています(内閣官房「人々
ツイン・ウォーク78 専門グループとの連携
2本のポールを使ったウォーキングは、北欧発祥のノルディックウォーキングでも複数の流派が存在しています。ノルディックウォーキングはフィンランドで始まったクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まったものだけに、グイグイと勢いよく前進していく歩き方と、それに適した形状のポールが開発されました。 同じ形状のポールであっても、団体によって使い方が微妙に異なっています。日本には複数のノルディ